さだまさし ベストデビュー30周年記念リマスター盤
さださんの曲はどこまでも優しくて、聴いた後もずっと耳に残ります。
心がささくれ立っているなあと感じた時、少し泣きたいなあと思った時に聴くと、何回必ず涙腺を開いてくれて気分が楽になります。
その意味では、特に「道化師のソネット」、「案山子」、「親父の一番長い日」、「防人の詩」、「風に立つライオン」はもう最高ですね。
北斗の拳 プレミアムベスト
今、発売されてる北斗の拳のCDでは、最高の物だと思います。でも、このCDや当時のレコードにも、未収録の曲(第四部のOPのナレーションで使われた楽曲など)もかなりあるので、劇場版も収録した完全版の発売を、お願いします。
大河のうた 《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
インドのサタジット・レイ監督によるオプー三部作の第2作。
オプーのベナレスでの少年時代からカルカッタでの大学時代までを描いていますが、まずはベナレスの有名なヒンドゥー教の聖地であるガンジス河のガートを撮影したモノクロ映像が素晴らしい。
河を舟でゆっくりと下りながら沐浴する人々を撮っていますが、日常生活に密着したヒンドゥー教の姿がそのまま飾ることなしに撮影されています。
私自身、一度ここを観光旅行し、同じようにボートで河を下ったことがありますが、外国人が増えただけで、河、建物、牛、人々の姿・・ほとんどこれと同じでした。「悠久」とはこのことです。
ガンジス河流域の狭い住宅街での生活描写も見事で、たくさんの人間と動物が出てくる映像から生活の臭いがしてくるようです。
ドラマとしては、第1部「大地のうた」と第3部「大樹のうた」に挟まれた「つなぎ」みたいな感じもしますが、オプーが通う小学校や大学生活の描写に「大地のうた」では見られなかったユーモラスなところもあり、やはりインド芸術映画の佳作だと思います。
大地のうた 《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
故黒澤明が推していたという安易な理由で観たのですが、すばらしい映画でした。
これが本当に1955年のインド映画なのかと、見縊っていた自分が恥ずかしくなりました。
黒澤明の映画にも共通する、”時代の風潮”を隠しスパイスとして取り入れており
最後までどっぷりその世界観に浸ることが出来ました。
これだからモノクロ映画はやめられません。
剣嵐の大地〈2〉 (氷と炎の歌 3)
この作品に付き合って長くなります。お話は少しずつしか進んでないように思えるのに
当初から登場人物たちが持っている魅力の深さと話の運びには最後まで付き合わされてしまいます。
普通のファンタジーならとっくに終焉を迎えるはずなのに
第3巻でなお深まる謎。 登場人物たちを襲う過酷な運命。
読み終わった後しばし脱力感を味わい
「この後どうなるんですか!」と思い、「作者はスターク家に何か恨みが‥」と
はやくも次巻を期待して待つのです。サージェイムは少し見直しました。