イン・サーチ・オブ・・・
メロディのワビサビはドンピシャに日本人好みだと感じました。全編通して流れる悲しい感じが根暗感性の琴線を乱れ弾きます。ネプチューンズが自分たちの1stアルバムの全面にこの感性を打ち出すなんて。。。ちょっと身近に感じました。
アメリカでは売れたんですかね?すごくイギリスチックに感じてプライマルスクリームやレディオヘッドを好んで聴かれる方にも強くオススメできます。
ヴォーカルがイマイチの声も多そうですが「Provider」「Bobby James」「Stay together」この辺りの曲には抜群にハマってます。ちなみにPVの「Provider」はこのアルバムに収録されている物とバージョンが違うとおもいます。PVも出来ればチェックしてみてください。最高です!
ウォンテッド リミテッド・バージョン [DVD]
今の人生に飽き飽きしている青年が、ある暗殺組織で訓練を受け、次第に暗殺の血筋に目覚めていく様を描く。
なぜ彼なのか。この暗殺組織は彼にとって何なのか。じわじわと明らかになっていくストーリー展開。そして最後にいっきに物語の核心が明かされる。
映像のクリエイティブの質は確かに圧巻でした。CG映像はあまり好きな方ではないけれど、CG映像と実写の映像が見事にうまく混ざり合っていて、観ていて感心しました。
主演のキャスティングは難しかったと思う。暗殺組織に訓練され目覚めていく青年を優しい顔をしているジェームズ・マカヴォイが演じたわけだけれども、訓練で殴られ蹴られされるシーンは、一歩間違ったら子供をいじめているようにしか見えないだろうし、暗殺のプロになって、軽やかにターゲットを殺していくシーンは、何でこんなやつがこんなに強いんだ?、という感覚を持ってしまうと思う。でも彼の演技と、鍛え上げられた身体に、彼の俳優としての力量を感じました。
ジャズ・イン・フィルム
1999年発表の作品。
映画に使われたテーマ曲を選曲し、リ・アレンジして、
それら全体でひとつのサウンドトラックになるようなコンセプトで作られた作品。
つまり、ジャズのアルバムというよりも、スクリーン・スコア(サウンドトラック)として聞かれる作品だ。
この作品をジャズを基準にして判断すると、評価をまちがう。
「映画のなかのジャズ」というタイトルではあるが、
サウンドトラックとしてのジャズ、という解釈のほうが腑に落ちる。
「死刑台のエレベーター」や「危険な関係」などのサウンドトラックと同列に扱うとわかりやすい。
Terence Blanchard (Trumpet), Donald Harrison (alto sax), Joe Henderson (tenor sax),
Stieve Turre (trombone) ,Kenny Kirkland (piano), Reginald VealI (bass), Carl Allen (drums)
発売直前にピアニストのKenny Kirklandが急逝したために彼への献辞がそえられている。
Kenny Kirklandにとっては、くしくもラスト・レコーディングになってしまった。
なお、テナー・サックスのJoe Hendersonも2001年6月に亡くなっているので、
サイドマンとして吹き込んだ作品では最後の作品だと思われる。
1920年代あたりのアメリカ北部を舞台にした探偵ドラマに似合いそうな、
そんな選曲とアレンジである。
特別完成度が高かったり、これがどうしても聞きたいという作品ではないが、
たまにCDトレイに乗せて回したくなる、不思議な作品だ。
絶賛して誰にでもすすめたくなるアルバムではなく、
CD棚の隅においてごくたまに出してかけたいアルバムである。ゆえに星3つ。
人種の垣根がとりはらわれつつあるのに、
黒くないとジャズじゃない、みたいなことが未だにまかり通るのがよくわからない。
たとえば、「死刑台のエレベーター」のマイルスは黒人ぽい演奏なのか?
黒人らしくない演奏だから「死刑台のエレベーター」のサントラは格好良くないのか?
白人が黒人ぽく演奏しようが、黒人が白人ぽく演奏しようが、
そんなことは作品の内容や完成度と何ら関係ない。
むしろ、黒人だから黒人ぽく演奏しろというような偏見は、
日本人なら三味線弾いて和太鼓をバチで叩いていろ、というくらい暴論である。
スパイチーム [DVD]
『ミッション・インポッシブル』への対抗心の塊のような本作ですが、
(冒頭に“露骨な”セリフが出てきますしw)
アクションも演出もうまく香港的な味に仕上がっており、すごく面白かったです!
90分と、ほどよい長さでダレることなく楽しめますよ♪