Nilsson Schmilsson
初めて"Without you"を聴いたのはたぶん9歳くらいの頃、毎日聞いていた洋楽のラジオ番組で知った。子供のくせに、意味もわからないくせに、あの美しい旋律と切ない歌声にやられてしまった。一番のお気に入りは部屋を暗くして聴く”Without you"(何て変な子供だ!)。
時が経ち、そんな子供もすっかり大人になり、ニルソン亡き後もいろんな人が歌い継いだ。でも、私はやはりセンチな気持ちで聴いた彼の歌声が恋しい。エンディングの"I can't live"と熱唱するニルソンがやっぱり最高だ。(ダリル・ホールも大好きだが、別に歌って欲しくなかったな)
マグノリア
~映画マグノリアを観ている間このサウンドトラックは誰が?劇中で流れてる曲は誰?などと映画に夢中になりながらそんな事を考えていました。そして観賞後映画館の売店でサウンドトラックを即買いしたのは言うまでもありません。ライナーノーツを読むと彼女がエイミーマンという人で監督は彼女の曲にインスパイアされてこの映画を作った事がわかります。詳しい~~内容は買ってお楽しんでほしいので言いませんがこの映画がきっかけで僕もエイミーマンの音楽世界の虜になってしまいました。映画もそうですが彼女は人間の内面の心情をもの悲しく、時に力強く、希望を持って歌っている気がします。ですが日本語訳は純文学というか哲学っぽいお堅いものになっているのがちょっと気になりました。あと映画のサントラなのでエイ~~ミーマンとは関係ない違う人の曲も入っているのが星ひとつマイナス。ただエイミーマンの曲はどれもすばらしいです。個人的に1.2.4.8曲あたりはかなり気に入ってます。映画を気に入った方、エイミーマンのファンにもオススメしたいです。~
ウーピー・ゴールドバーグのザ・テレフォン [VHS]
落ち着いた演技からコミカルな演技まで、幅の広さに定評のあるアメリカの国民的女優、ウーピー・ゴールドバーグが82分に渡り、ほぼ一人演技によって展開される映画。この時代には珍しく、ラストの展開が見もの。約99%程が1ルームのマンションを舞台にして繰り広げられ、一人暮らしのウーピーがとにかく電話を掛けて、掛けて、掛けまくる。電話相手の声も聞こえないので、観ている側は彼女が誰と何を話しているのか分からない。数人の来客こそあるが、彼女にとっての話し相手は、電話の向こうの見知らぬ誰か。ところがある時、大事な大事な電話を、電話局の男が取りに来て、、 コメディととるのかサスペンスと取るのか、息を呑むラストになる事は折り紙付き。