Sittin in
本当はソロアルバムを作ろうとしたケニー・ロギンスとプロデューサーのジム・メッシーナが、 すっかり意気投合してデュオになってしまったというのが真相。
1st アルバムながら熟成された音作りはさすが。「ダニーの歌」や「プー横丁の家」は、ケニー・ ロギンスの代表作ですが、ここに収録されている曲の多くは、最後までロギンス&メッシーナの主要なレパートリーでした。
二人の個性が響き合い、程良くぶつかり合った、良質のアルバムに仕上がっています。
Live: Sittin in Again at Santa Barbara Bowl [DVD] [Import]
残念ながらリージョンコードが1なのでハードルがありますが、当時Loggins&Messinaのファンであったなら、また、後から知って彼らのパフォーマンスを見たことがない人は、再生環境を整備してでも見るべき超お勧めのDVDです。ボーナスとして1973年のパフォーマンス6曲も収録されていて2時間以上5.1チャンネルで楽しむことが出来ます。
Loggins & Messina
デビュー作は、ロギンズのソロプロジェクトが発展した形のため、ソングライティングはほぼ均等ながら、全体のコンビネーションという意味では少し不満な点がありましたが、今作では見事なバランスが保たれています。ヒット作3での2人のハーモニーはすごいの一言。これこそロギンズ&メッシーナの出発点と断言できる出来です。その他では、その後ステージでのハイライト曲となる11。2人の共作となるこの作品は、演奏面ではジム・メッシーナがイニシアティブを取っていますが、逆にボーカル面では常にケニー・ロギンズがメインになるように作られています。その後は様々な実験的な試みをアルバムの中でもステージでも展開してゆく彼らですが、このアルバムはその出発点であるとともに、両者のバランスをお互いに配慮しあった(遠慮しあったわけでは決してなく、非常に高いレベルでまとまった)非常に完成度の高いアルバムかと思います。
リユニオン・ライヴ2005~シッティン・イン・アゲイン [DVD]
いやーこれは最高だわ。参った。リアルタイムで3作目から聴いていました。特に彼らのライブ盤にはいつも驚いていまして生を観たかったBandの一つでした。ジムメッシーナのギターが大好きで最初に買ったギターもテレキャスターでした。「あの音」を(ストラトですが)大人の貫禄で弾いている姿を観て感動しました。
そしてケニーロギンズの歌唱力は圧倒的ですね。今の若者が聴かなければいけない音楽ですね。ピコピコサウンドや爆音サウンドに酔っているだけでは人生楽しめないよって気が付いて欲しいなぁ。Bandのまとまりも最高で、バイオリンや様々な楽器をこなしているモヒカン狩りの兄ちゃんも最高だね。観客もほんとに楽しんでいるのが判ります。何度も観ると思います。