英語文体論辞典
この本はタイトルでは文体論の用語事典となっていますが、内容は文体論の枠を越えて非常に豊かなものになっています。文体論の用語に加えて、言語学、文学理論の用語も掲載されています。なので、非常に機能的です(ただ、詩の技法を調べるのにはあまり向いていないかもしれません)。一つの語を引けば、その語を巡ってなされてきた議論の変遷がその説明に加えてあり、とても役に立ちます。
また、この本の参考文献一覧表も非常に便利です。代表的な論文や研究の一覧表となっていて、勉強のよい手助けとなってくれます。非常に価値のある一冊だと思います。
スタイリスティックス
1970年代のソウルミュージックを完全制覇したスタイリスティックス。
10数年ぐらい前のものまね番組で、あるタレント2人組が1番目の「愛がすべて」を披露し、それ以来スタイリスティックスの曲に興味を持ちました。
「愛がすべて」はキムタク出演のギャッツビーのCMにも使われましたし、「オンリーユー」はかつて第一生命のCMにも使われました。
上に記した曲以外にも、どこかで聞いた覚えのある曲がたくさん収録されています。
夜のナイトクラブに似合う曲ばかりです。
〈おとなBEST〉愛がすべて~スタイリスティックス・ベスト
まず表記がありませんがこれはSHM-CD です。
リアルタイムでディスコに行っていた者としては感涙もののCDです。
スタイリスティックスのベストは多数出ていますが収録曲や音源などみると
このCDは良く出来ていると思います。
今聞いてみてもこれほどゴージャスな音はなかなかありません。
洗練されたハーモニーとヴォーカルは見事です。
お薦めのベスト盤です。
Loops [Monthly Hair Stylistics Vol.9]
とうとう完結した月刊ヘア・スタイリスティクス。毎月締め切りがある、という制限と毎月リリースできる、という自由が上手く相互作用した良作ぞろいでした、ジャケットも面白かったし。さて、本アルバムはその中でももっとも内容の濃い大傑作。昔からループものには大傑作とどがつく駄作しかないですが、これはループのようでいて徐々に変貌していく無意味な繰り返しが最高で聞き惚れる瞬間が多数ありました。ノイズのループものではMerzbowの抜刀隊が有名ですが、あの訳の分からなさをさらに丁寧にエフェクト処理した感じ。シリーズが終わって、どれから聴こうか迷っておられる方にはおすすめです。