テルマエ・ロマエ IV お風呂で読める「風呂マエ・ロマエ」付 Amazon限定版
なるほどね〜と感心しました。
できれば、もう少し書き下ろしが欲しかった・・・。
お値段がお値段ですからね。
でも十分おもしろかったです。
今後にもまた期待してます。
新参者
最初読んだ時は特筆すべき点はないと思いましたが、
人形町が近所ということもありドラマの撮影風景などを見るにつけ、
もう一度読んでみたところ、発見も多く、この作品のレベルの高さを認識しました。
ただ、テレビドラマも見ておらず、これから本作を読もうという方にお勧めするのは、
やはり加賀恭一郎シリーズですので、文庫化されている前作を読んでからが良いのではないかと思います。
もしくは、本作を読んで、加賀シリーズを全部読み返すのもいいかもしれません。
本作だけでは加賀恭一郎という男は人情味あふれる人形町の人々におされ、
ただの切れ者という印象だけが残りがちですが、
彼も色々と苦労して今の立場にいるという事を読み取るのも、別の意味で本作を楽しむ要素だと思います。
ステキな金縛り Blu-rayスタンダード・エディション
結論から書きます。人により笑いのツボは違いますが、この内容で大爆笑とはいかないでしょう。私も笑える箇所は所々ありました。生瀬勝久の出てくるシーンなどは思わず笑ってしまいましたが、あとは時々「クスッ」程度...。
大笑いを期待しましたが、ちょっと肩透かしな感じです。
「有頂天ホテル」から、豪華キャストを使うようになり、今回も豪華キャストでした。主人公の死んだ父親に草薙剛、ファミレスのウエイトレスに深田恭子を使うなど『チョイ役』に贅沢な人を使う。まぁ、それは悪くないです。
それにしても、上映時間 142分は長すぎる。「マジックアワー」でも感じていたことですが、全体的にまとまりがなくダラダラした感じがしてしまったように思います。無駄な箇所が多すぎる。作品の規模が大きくなるにしたがって、シナリオはどんどん大雑把になってきてる気がする。
本作は、なんだか『コント』の寄せ集めみたい。それも良しとしても、単純にコントとしても不出来なものが目立ちます。ナンセンスでもくだらなくてもいいから、笑わせるならもっと思いっきり笑わせて欲しいし、コントじゃなくて『ちゃんとした物語』を描きたいんなら、そこを徹底して欲しい。
小日向文世が演じる霊界の公安警察みたいな人が、キャプラの映画を観る、みたいなシークエンスがあったけれど、てっきりそれが制限時間内に目的を果たさなければならない「タイムリミット物」みたいな展開になってくのかと思ったらそれっきり。
クライマックスで殺人事件の被害者(竹内結子の二役)が“再登場”するとこなんかもムリヤリ盛り上げようとしてるけど、「こんな終わり方でいいのか?」という疑問だらけ。だって観客は犯人が誰なのか、事件の顛末を冒頭から知ってるんだから盛り上がりようがない。どっからどう見ても犯人でしかない相手に「真犯人はあなたです」と主人公がいくらキメてみても、そこにカタルシスはない。『法廷物』ならば「そうきたか!」ってアイデアが必要でしょう。以前(「12人の優しい日本人」とか)の三谷幸喜なら、コジツケだろうとムリヤリでも伏線を引っ張ってきてオチをつけたと思います。
そこそこ笑わせてはくれましたが、本作で良かったのは竹内結子の悪役ぶりとエンドロールで使われた写真だけに登場した大泉洋(それも顔半分だけ)だったりして。(苦笑)
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特に西田敏行のセリフがなんとも可笑しくも、弾けるような笑を誘い、イキイキしたセリフが多かったです。
どうやらその秘密は、彼独特のアドリブのようです。インタビューで次のように語ってます。
…:Q:今回は西田さんのアドリブ禁止令が解除されたそうですが、その結果はいかがでした?
(三谷監督)僕は台本を書くときに、西田さんが言いそうなアドリブもセリフとして入れていくんですけど、
それを超えることをおっしゃるんですよね。六兵衛が検事(中井貴一)の犬を天国から連れて来るシーンで、
西田さんが「すぐに見つかりましたよ! ハチ公の隣にいました!」というアドリブをされたのですが、悔しいくらい面白かった。
でも、観客の皆さんは僕が書いたセリフだと思ってくださるので、得をしているような気もするんですけどね(笑)。
Q:ちなみに、深津さんが入れたアドリブなどもあるんですか?
(深津)わたしのセリフはほぼ台本通りです。
(三谷監督)基本的に、西田さん以外の方は台本通りです(笑)。
深津: みんなが言いたいことをしゃべったら、大変なことになっちゃいますからね(笑)。
Q:幽霊が見える人と見えない人がいる設定なので、西田さんの存在感でご苦労される「見えない人役」の方も多かったのでは?
(西田)僕は重量感もありますからね(笑)。特に中井貴一さんが大変だったと思います。
見えているのかいないのか、という芝居がすごく良かった! 彼の表情を見ているだけで面白かったです。
(三谷監督)西田さんは中井さんを本気で笑わそうとしていましたよね!
(西田)そう、どうにかして笑わそうと思ったんだけど、手ごわかったなあ。笑いをこらえている中井さんの顔がなんともチャーミングでした(笑)
新参者 オリジナル・サウンドトラック
TBS系列ドラマ「新参者」を見ていました。
無論内容も面白かったですが、それを引き立てているのが、菅野氏のサントラでした。
キイナなどのサントラも担当していて、以前から気になっている人物ではありましたが、
以前のものは、どうにも購入までは漕ぎ着けませんでした。
ですが、今回のサントラは我慢出来ずに買ってしまいました。
ドラマの中では、出演者の声の後ろで、BGMと言う形でかかっているので少し分りづらいかもしれませんが、
サントラを単体で聞くと、その良さがはっきり理解できると思います。
勿論ですが、ちょっとお茶らけた感じのトイレでのシーンのあの曲も収録されているし、
ドラマ内でかかっていたBGMは網羅されています。
曲の長さも2分半〜4分強程度はあるので、短すぎると感じることも、長すぎると感じることもなく、
ちょうど良く聞けると思います。
迷っているなら買ってみることをお勧めします。