ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女 前後編
”学校に伝わる七不思議”的なアプローチのADVです。
前作プレイ後に今作をプレイしましたが、
途中までは正直”☆3つくらいかな‥”と思っていました。
というのも非常に重要な情報がいとも簡単に聞き出せてしまうからです。
その御都合主義ともとれる安易な展開に”このままラストまでいくのでは?”
と心配してしまうほどでした。
(安易過ぎるため登場人物が記号としての域を超えない印象すらありました。)
ところが、後編の中盤から本作は怒涛の展開を見せ始めます。
特に最終章。
それぞれの人物の持っている「業の深さ」が見事に結実します。
そして、迫りくる恐怖。前作以上の情景描写です。
”人間とはここまで豹変できるんだ”という、本質的な意味での怖さです。
シナリオを手がける坂本氏に何かが憑依したのではないかと
思わせるほどのテンションの高さと構成構築力の高さ。
数箇所の説明不足や矛盾点が散見されますがそれらは後半を支配する
圧倒的なテンションの高さと説得力の前ではなんらの意味も成しません。
ADVは結構な本数をプレイしていますが、
ファミコン時代のソフトで放心状態になるとは思いませんでした。
今回の第3弾のADVはどれもオススメですが、
プレイ後のインパクトとシナリオの坂本氏の稀有な才能に敬意を表し、
本作を☆5つとします。
プレイしたことがない方にも本当にオススメの一作です。
Latin Dictionary Founded on Andrew's Edition of Freud's Latin Dictionary
これは、"Lewis & Short"(ルイス&ショート)という呼び名で古くから親しまれてきた、権威ある素晴らしい羅英辞典です。よく、これに替わる新しい版としてGlareのOxford Latin Dictionaryが引き合いに出されますが(もちろんこれはこれで非常に立派な辞書だと思いますが)、それでもこのルイス&ショートの価値が損なわれることはないと思います。古典はもとより、キリスト教思想家(例えばアウグスティヌスとかヒエロニムス、その他)の著作を読む時に、この辞書は非常に重宝すると思います。
任天堂 サウンドヒストリーシリーズ「ディスクシステム レアセレクション」
思い出深いサウンドが多い『ファミコン探偵倶楽部』だが、こうして純粋にサウンドのみで聞いてみると 思いの外 単調な曲が多く、CDで何回も聞く気になれないものが多かった(まぁゲーム音楽なのだからそれが普通なんだけども)。もちろん購入動機である泣く程に懐かしい名曲達は断固として存在しており、これは何べん聞いても飽きない。
つまり崖や校舎裏の曲をCDで聴くのが辛いって言いたかっただけで、いい曲は揃っている。『ファミコン探偵倶楽部』ファンでオリジナルサウンド(電子音)マニアならば迷わず買いの一枚だ
鬼作 DVD-ROM
いや〜やっぱり昔のエルフの作品は 良いですわ! 臭作より、難易度低くなっているので、攻略サイト見なくてもできるし、ストーリーも深くなっています。 これまでエロゲをやってきて鬼作さんほど「凄い」主人公は見たことがありません。さいごの「謎の少女エンド」泣きました!!
ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編
ディスクシステムが全盛の頃の作ながら、ここまで恐怖に満ちた推理モノはそれ以降出会っていないと思う。
当時はディスクシステムのロード時間がかえって恐怖を感じさせて、夜中に独りでやって後悔した思い出があります。
金田一っぽい世界観と無骨なサウンドが恐怖心を呼び覚まします。最近の完成されたゲームよりも、こういうチープな音や画像の方が想像力を掻き立てて怖さが増す・・・という見本のような作品です。
しかし・・夜独りでトイレに行けなくなります。