ぼくが出会った素晴らしきミュージシャンたち
音楽が消耗品になる前、ポピュラー音楽を文化として根付かせようとしていたころのお話。ただのインタビュー集や回顧録の枠に入る本ではない。
ぼくが著者の岩田さんの名をはじめて知ったのはBeatSoundというロックに照準を合わせたオーディオ誌だった。それまでのオーディオ誌と一線を画した記事の中でも和田博巳氏と岩田氏の記事には強く引かれた。今から思えばお二人がただの傍目評論家ではなく音楽業界の渦の中に生きていた人達だったからなのかも知れない。BeatSound誌がオーディオ誌からアルバム紹介誌に変わっていくにつれて岩田さんの記事は少なくなっていったけれども。
デジタル世代ならこの本を読んでも意味がわからないだろう。でも貴方がヴィニール盤のことを覚えている世代ならこの本を手にしてみてほしい。そして、その夜はテレビを消して、アルコール、できればちょっと背伸びした金額のワインを傍に置き、昔好きだった曲を聴きながら、この本を読んでほしい。スピーカーがJBLなら最高です。岩田さんは自分からみたら親と変わらない世代のはずなのだが、なにか兄貴の話を聞いているような安心感を覚える。ポピュラー音楽の存在意義は、暮らしが少し彩られ、単調な生活がちょっとだけ豊かになることなのだろう。
LIVE TOUR '08“ 5296” FINAL [DVD]
この日を心待ちにしていました。
私は仙台のライブに参加しました。
唄 ステージ 照明 全てが感動しました。
新曲には鳥肌が立ちました。
初めてのコブクロライブでしたが、今までのライブのDVDも観ました。
5296 結成10年のライブらしい、感動ライブの再現を。
この日を待ち焦がれています。
Expressions (通常盤)
私が彼女の曲をはじめてまともに聴いたのは、20年くらい前に先輩が何の気なしに貸してくれたテープでその当時は本当によく聴きました。今回3枚も同時に入手できることはとても贅沢な気分で、昔を思い出して懐かしく、朝聞いていると家事がスムーズに進みます!
グッバイ・ママ [DVD]
悲しいくせに,寂しいくせに,一生懸命突っ張って生きてゆく女性を松坂慶子が好演している。蒲田行進曲以来のいい女を演じている。周囲の男たち(大人も子供も)の優しさも良い。希望を持った旅立ちの時,それは愛する者たちとの別離のとき・・・バックに流れる竹内まりやのテーマ・ソングが泣かせてくれる。
インプレッションズ
お洒落な女性雑誌のような大きさと写真などの量のバランスも素晴らしい。
オーソドックスにインタビュー形式のような感じで纏められてあり、生まれた時から現在(BESTアルバム発売時)までを綴っている。
他の人が書くものはどうしても「美化」されし過ぎてしまい、あまり好きではないが、この作品は「彼女の言葉」が非常に潔く瑞々しくもあり、そして納得もする。
彼女の素晴らしい楽曲が出来る理由がほんの少しでもわかるような気がする。
小細工なしの飾らないストレートな表現などは本当に解りやすく物語っていると感じる。