日本の科学者101 (ハンドブック・シリーズ)
化学分野では、鈴木さん、根岸さんは残念ながら次の人たちの紹介になっています。
高峰譲吉 1854〜1922
櫻井錠二 1858〜1939
下瀬雅允 1859〜1911
池田菊苗 1864〜1936
鈴木梅太郎 1874〜1943
真島利行 1874〜1962
柴田雄次 1882〜1980
黒田チカ 1884〜1968
水島三一郎 1899〜1983
福井謙一 1918〜1998
クロスカップリング反応―基礎と産業応用
CMCは章ごとの密度が一般に薄い。今回もカップリング、ノーベル賞ということで、過去のCMCの原稿をかき集めた感がある。やっぱり、CMCだなと思わせる内容で、カップリングを真剣に知りたい人にはお勧めできない。ただし、値段はCMCにしては破格の値段なので、ノーベル賞をもらった気分になるには、持っていてもよいかもしれない。どうせ、真剣に勉強するなら、根岸先生編纂の2冊本のPdの本(Wiley)か、辻先生の著書、Heck先生の少し古い著書、宮坂先生編纂の219巻など、C-Cボンド形成反応の本で名著はいくつかあり、それを買うべきだ。出会った本で、化学の好き嫌いが決まることもあるので、お金を惜しまず、名著を買うべきだと、私は思う。本屋で立ち読みして、本書はがっかりした。(値段以外は)
これから、もう少しまっとうな、著書が編纂されるのを待つ手もある。