週刊 池上彰と学ぶ 日本の総理 創刊号 2012年 1/24号 [分冊百科]
この本お特徴は38ページ程度の薄さで、
歴代の総理大臣(首相)を「人物」「政策実績」「資料集」と
コンパクトに図解解説している。
記念すべき創刊号は、大久保利通公の孫であり、麻生太郎氏の祖父でもある「吉田茂」元・総理です。
今日の戦後日本を築き上げた人物。
「ワンマン宰相」「戦後の経済復興」「保守本流」「日米安保」
一言で言えば「仕事のできる貴族(GHQ占領期は特に)」。
リーダーシップは歴代総理でも上位に入ると思います。
今日の実力のない短命首相とは雲泥の差。
今必要なのは、彼や田中角栄氏のような叩き上げ、切れ者の人物ではないかと思います。
(そうじゃないという人もいると思いますが・・・)
30分程度で読めるので小中学生が総理大臣がどんな仕事をしてきたのか功罪含めて学べます。
次世代を担う、選挙権のある20〜30代の若者が本書に関心を持つかはわかりません。
本シリーズ、全30巻で足りないと思ったら、1冊で数人の扱う週もある。
ちなみに13巻「平成の宰相」では宇野宗佑氏〜野田佳彦氏まで一気に解説します。
下山事件最後の証言 完全版 (祥伝社文庫 し 8-3)
ハードカバーで読んだとき極めて感銘を受けた。この事件に関心を持ち始めた友人に「下山事件の新しい基本書だよ」と贈ってあげたぐらいだ。しかし、「大幅に加筆、修正した」というこの「完全版」のあり方には感心しない。ジャーナリストがいったん自説を世に問うた以上は「修正」についてどこをどう変更したか、その根拠と合わせてわかるように明示すべきではないのか。筆者は本書で他のジャーナリストの姿勢を批判しているが、その批判はブーメランのように我が身に帰ってくるのではないか。本書はよくあるよくできた虚構の’お話’であって、ノンフィクションではないようにすら感じ始められた。残念だ。
小説吉田学校 [DVD]
この映画をみるのは数十年ぶりですが、
今見直しても、非常にわかり易い。
登場人物が何十人といるにもかかわらず、主要な登場人物と、エピソードに絞っているために、
物語もすっきりしており、なお且つ吉田と三木、鳩山という対立構図をも描ききっている。
今の政局を見ていればわかるように、
数年前の小泉内閣での郵政解散と、吉田内閣のワンマン解散とは、合い通じるところがあることに気がつく。
それが良いか悪いか、は別として、
政治の本質は、政治家としての本質は、どちらの時代が真摯であったか。
マスコミもまた、その報道のあり方に違いはなかったか。
いろいろ考えさせられる映画でした。
とにかくキャストも豪華。
ラストの森重と若山富三郎のカットは、さすがの迫力でしたね。
素晴らしい映画でした。
大いなる人(紙ジャケット仕様)
拓郎がオールナイトニッポンで
「カンパリーソーダとフライドポテト」のアレンジが
「国境の町」に似ていると紹介していたのを思い出します。
私が若い頃は、あまり評価していませんでしたが
今、これを聞くと味わい深いものがあります。
「国境の町」を知らない方へ
こんな歌詞です
「橇の鈴さえ 寂しく響く
雪の曠野よ 町の灯よ
一つ山越しゃ 他国の星が
凍りつくよな 国境 」