Steelbath Suicide: Remastered
1.Entering the angel diabolique(インスト)のあとに Needlefeast(A Predator's Portrait収録)をつなげて聴くと…ハマりますよ!!
ザ・パニック・ブロードキャスト(初回限定盤)(DVD付)
のっけから意標を突くブラストに胸躍らせてしまった1曲目。
ビョーンの新たな歌い回しが新鮮な2、4曲目。
何よりピーター復帰によるギターソロが、生き生きとしている!
後半は少しまったりとしてしまうけど、
最初にガツンとくるインパクトは、
彼らが常に最先端なメタルを創造している証だと、
痛感しちゃいます。
CAPTAIN WADA’S ROCK DRIVE~ドラマティック・メタル・スーパー・エディション
キャプテンこと和田誠が監修するメタル・コンピレーションアルバム。ハロウィンやガンマ・レイなどの代表格バンドから、ソナタ・アークティカやドラゴン・フォースなどの第3世代と呼ばれる新しいバンド、そしてアーク・エネミーなどのメロディック・デス・メタルバンドまでが幅広くカバーされている。収録曲はどれも劇的なメロディと激的な疾走感に溢れるもので、まさに「ROCK DRIVE」というタイトル通りの一枚。メタル入門者から筋金入りのメタラーまで誰もが楽しめるだろう。このアルバムで気になるバンドの音をチェックしてみるのもいいのではないだろうか。
ナチュラル・ボーン・ケイオス
なんど聞いても、このギターリフのバリエーションに驚かされる。
曲は速い曲が多く、メロデスを基盤としているが、へヴィロックのような感じの曲は是非聞いてもらいたい!!個人的にドラムのリズムがとても好きだ。
このアルバムでは特に1、3、4、6番がとてもいい!どの曲にもギターが生かされていて、ギターソロは魅力的だ!1番の曲はリズムがとても特徴的で、もっともソイルワークの味が出ているアルバムだと思う。
ザ・パニック・ブロードキャスト
前作では脱退していたギタリストのピーター・ウィッチャーズが復帰しての8枚目
前作発表時、大方の意見は「ピーター脱退の影響はさほど感じられない」というものでした
…正直僕は「ハァ?」って思ってました(笑)
いつものようなリズムに遊び心が感じられるようなリフや
独特の浮遊感漂う音使いやリードプレイがない!!
確かにビヨーンのヴォーカルは最高だし、楽曲もソイルワーク的ではある
でも…確実に何かが足りない
耳馴染みの良い部分はそのままだけど、耳に引っかかるトゲトゲ部分が少ない
もしかするとこの辺はギターを嗜む人間にしか分からない部分なのかもしれません
ギタリストとしてはあまりメディアに取り上げられる機会の少ないピーターですが
そもそも一プレイヤーとしてはテクニックやトーン、個性もトップレベルだと個人的には思います
音楽的な素養もカナリ多岐に渡ってるイメージだったし
ジャズとかもサラっと弾けちゃうタイプの人だと思うんですよね
意外とアンディ・ティモンズとか好きなんじゃね?みたいな
おそらく彼のそういう部分がバンドの懐を深くして
音楽的な深みを与えてたんだと思うのです
なので、個人的には彼が戻ってきてくれるってだけでもう星5つの予定だったんです(笑)
前作不在という前フリも効いてるので、ソコソコのクオリティでも満腹になるはずだったんです
でも蓋をあけてみたら…
見事に腹下しました(笑)いや、良い意味でですよ?
だってソイルワーク史上最高傑作だったんですよ!?もう予想外でお腹がビックリしちゃって(笑)
後続のアメ産メタルコア勢なんか一瞬で闇に葬り去るこのクオリティ!!このボリューム!!
メロデスだかエクストリーム・メタルだかしらないですけど
正直そんな枕詞はもはや邪魔でしかないかもしれないです
音楽的な意味ではなく「へヴィミュージックにおけるエポックな存在」と言う意味では
メタリカ・パンテラ・スリップノットとかあの辺と同じ土俵で語られるべきバンドだと思います
もっと言えば同郷のインフレイムスと並んで
「現在のシーンにおけるメイデン、プリースト的な存在」と言えるかもしれません
へヴィでアグレッシブでストロング、しかしメロディアス…
それを旧来のメタル的な借り物の様式美などではなく
独自の方法論で構築してます
誤解を恐れずに言えばデヴィン・タウンゼンドに通じるへヴィ&メロディアスな感性に
より整合性とポピュラリティをプラスしてリビルドした感じとでも言いましょうか…
本作は一つのアルバムにおける楽曲の多様性、ふり幅と言う意味では過去最高でしょう
しかし、そのどれもが紛れもなくソイルワークの音として成立しています
さらに特筆すべきはそれだけ多様性を見せながらあくまで本作のキモは「ファスト&アグレッシブ」な点
近年なりを潜めていた荒々しさがここにきて復活しています
しかしそれは決して安易な過去のロールプレイなどではありません
今の彼らにしか表現できない「ファスト&アグレッシブ」がここにあります
特に冒頭の…
ブラストビートを効果的に使った激烈チューンの1曲目
近年の作品が持つ方向性のあらゆる要素ををこの一曲に凝縮したかのような2曲目
ウネるような印象的なリフからソイル印のサビメロにつながる心地よさとドラマチックさが同居したミドルテンポの3曲目
適度な疾走感の中に見事なフックと独特な浮遊感の漂う4曲目
…もう素晴らし過ぎてしばらくずっとループでした(笑)
もちろんこれ以降も期待を裏切らない完成度でつっ走ってくれてます
各曲のギターソロも非常にドラマチックでメロディックなものが多く
やはりこの辺りは北欧の人間が成せる業と言ったところでしょうか
と言うわけで
なんかもうピーター復帰の喜びなんてどっかにふっ飛んじゃいましたよ!!(笑)
そういう次元のアルバムです!!
無論、彼無しではこのような作品にはならなかったと思いますけど
しかし…辞めても戻ってもその重要性を何かにかき消されるこの人っていったい何なんでしょう(苦笑)