Keiichi Suzuki:Music for Films and Games/Original Soundtracks
過去の様々な映画のサントラやらゲーム音楽から少しずつ選曲されています。
わたしは、ムーンライダーズのアルバムは全て持っていますが、“マザー”とかその他サントラは全く所持していなかったので、
今回初めて聴く作品がたくさんありました。しかし、実際に観た映画は何本かあり、
“東京ゴッドファーザーズ”は懐かしかった。第九が素敵です。映画ではエンドロールの時に歌われていて感激したのを覚えています。
“座頭市”の集団ラップダンスの音楽も収録されています。“転々”に使われていた“髭と口紅とバルコニー”懐かしかった。
どの作品も、改めて、実際映画を通じて聴くよりもリアルに心に響きます。2枚目の方は私が、マザーというゲームをやったことがないので、
全く初めて聴きましたが、聴き応え十分で、楽しめました。やくしまるさんのボーカルも素敵です。お宝です。
おそらく、こういったCDは、買おうか買うまいか迷われている方が多いと思いますが、
買って損はしません。全編を通じて、トータルな印象があり、穏やかな気持ちで聴けます。
近年、才能が噴出し、多作傾向のある鈴木慶一、新しいCDも完成したようですが、とても期待しています。
シャラポワ マリア・シャラポワ写真集 first
シャラポワがテニスをしている写真は良いカットもあるのですが、
ポートレートでは明らかに色が変という写真があり、
少しがっかりしてしまいました。
値段的に紙質が悪いのは予想できましたが、
写真の色味というか質は、奇麗と思えるレベルにして貰いたかったです。
サンタ・マリアの祈り~ジェームス・ラスト・ベスト・セレクション
ドイツが生んだ世界のポピュラー音楽界の帝王、Hansiことジェームス・ラストの新しい日本編集のベストです。彼は70代になった今でも現役バリバリの活躍をしており、"James Last Plays ABBA"、"Ocean Drive"などのニュー・アルバム発表や精力的なコンサート・ツアーを行っています。Non Stop Dancingの元祖でもある彼のオーケストラのライヴでは老若男女が心から楽しんでおり、こうしたポップ・オーケストラの真のマエストロが日本で正当な評価を受けていないのは全く淋しい限りです。
このCDには彼の美しい自作曲が10曲収録されていますが、「プロ野球ニュース」のテーマとして一部で人気のある"Vibrations"が未収録なのが残念です。彼はポリドールに膨大かつ大変幅広い音源を残しているので、続編を期待したいところです。
コンコード・フォー・カフェ・アプレミディ・グラン・クリュ
このCDに出会ったのは10年以上も昔の話ですが、以降、聞くたびにその魅力に引き寄せられていきます。
コンコードレーベル自体も初めて知りましたが、ジャンル枠としての「ジャズ」を超えたリラクシング・ラウンジミュージックの総集とも言えると思います。Jeff Linsky/Pacifica、The Stefan Scaggiari Torio/Golden Lady、EMarian McPartland/A Delicate Balance、Cal Tjader-Carmen McRae/Upside Down Flor De Lis)、Susannah McCorkle/Tristeなどを始め、これらを聞いて、そのアーティストのCDを探すまでに至るほど自分にはマッチしました。
橋本徹氏の選曲の素晴らしさを改めて実感しましたが、ただ、同氏のコンピレーションアルバムの中で、これ以上(またはこれと同等)に影響を(私に)与えたアルバムはありません。また、このCDと同じようなコンピレーションアルバムにも未だ出会えていません。
廃盤なのかも知れませんが、是非復刻して多くの方に聞いてもらいたいCDです。