スチームボーイ 上 (マガジンZコミックス)
大友克洋のアニメ映画のコミック化。というより、その前日談といったところ。
とっても面白かった。スチームパンクっていいなぁ。これをスチームパンクって呼んでいいか分からないけど。
日本ではあまり流行らないが、SFの一ジャンル。ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングの共作、『ディファレンス・エンジン』とかは名作だったなぁ。
この作品は、それとは比べようもないけど、雰囲気はよく出てる。ただ、科学の進歩が明るい未来を築く、というのはあまりにもナイーブ過ぎると思うが。
実は、まだアニメ見てないので、録画したやつを今度見てみよう。
スチームボーイ 通常版 [DVD]
映画館で見たときちびっ子はとても面白そうに見ていたが、周りの大人は退屈そうだった。そのほとんどがAKIRAの大友克洋を期待したからだと思う。大友克洋の初期の作品を知っている人がスチームボーイをみたら率直に楽しめる。映像やアクションシーンも超一流だがストーリーのグダグダ感が最高である。主人公が13歳の少年で、その行動や発言が限りなくリアルに近いなど普通の映画ではありえないようなグダグダ感が大友克洋作品が好きな私には楽しめたがAKIRAや宮崎駿のような作品を期待している人にはかなり退屈な作品だと思う。
DIGITAL ANIME ARTWORK 2
内容としては古くなってしまいましたが、良書だと思います。
戦闘妖精雪風、巌窟王、スチームボーイは、今現在でもクオリティー
が高いと感じますし、その解説は現在でも参考になる点は、十分に
あります。私は、今でも時々この本を開いて読むことがあります。
前作(1)も楽しく読めましたが、今作も面白かったですよ。