冥王計画ゼオライマーΩ(オメガ) (1) (リュウコミックス)
ゼオライマー新装版の続編ですね。単純に当時のゼオライマー(エロマンガ版とアニメ版)のファンだったので気になり購入。とはいえ、何故かアニメ化されてプラモと玩具がたくさん発売されている”鉄のラインバレル”よりは、登場人物達に共感を持てるし物語も昭和のスーパーロボットの匂いがプンプンして好みです。但し絵は巧いしカッコイイのですけど内容的には単純明快すぎてイマイチ続きが気にならないので☆4。
しかし、ネタバレになりますけど、これだけ主役の女の子を物語の会話(話題)の中心に持ってきていますが、今更オリジナル原作のようなエロエロ展開にはならないですよね(笑)?そうなるとオリジナルに勝てなかった哀れな新作”聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話 1 (1) (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)”みたく駄作になりそうです。
それでも大きく化けそうな予感がしないでもないので、次巻も購入します。
冥王計画ゼオライマー 完全版 (リュウコミックス)
「強殖装甲ガイバー」の高屋良樹が「ちみもりを」名義で描いていたロボットアクション漫画の隠れた名作。
「レモンピープル」連載終了から約23年の時を経て描かれた完結編を加え、雑誌連載時にカットされたページも復刻した完全版
(実は初単行本化の際にカットされたページはまだあるのだが、描き下しページとの整合感を出すため、今回も未収録)。
しかしながら全然感動しないんだよね〜、予想範囲内の展開やオチを今さら見せられたって。
絵もむしろ今の方が下手になっちゃってるのがわかって若干辛いし。
もちろん内容のエロさエグさも含めて作品の価値は変わるところが無い。繰り返すが名作である。
問題なのは、こうやって完結しても作品の価値が上がったとは全然思えないところ。
まぁ、こういう名作が再び世に出ることで新しい読者を獲得できて作者にも印税が入るんだから、
それなりの意義はあるんだけどね・・・。
かつて梶原一騎が「柔道一直線」を放り出したようなラストで締めくくったことで読者の反発を買い、
結局完結編を書かざるを得なかった話を思い起こさせる。