ザ・トール・シップス(限定プレス盤)
賛否両論、☆5個と☆3個に分かれているようですが、実は私も聴き始めて1週間程は1曲目を除いて「スリリングな展開のない捉えどころのない作品」という印象でした。その時感想を求められていたら☆3個だったでしょう。CD棚の肥やしにする前にもう一度...と思って聴いていたところ、突然視界が開けたように各楽曲の素晴らしさが迫ってきたのですよ。特にOnce around the worldを彷彿とさせるThis is Englandの展開など十分スリリングじゃないですか。文句なしの☆5個。昔からのIt Bitesファンで今回☆3個以下の方、念のためもう一回ヘッドフォンで聴き込んでみたらいかがですか?
Big Lad in Windmill
諸事情によりそんな捉え方をされてしまうだろうIt Bitesのデビュー作。始まりのイメージ
というものはとてつもなく根深いもので、「コーリング・オール・ザ・ヒーローズ」の
キラキラしたイメージ(容姿端麗なのもふまえて、、)が彼らをある種のアイドル化してし
まった所は今となっては残念な限りだ。実際問題終わりよければ全てよし!なんだが、彼らは
最後まで不遇をかこう事になってしまう。
これは1980年代の(特に後半)薄っぺらすぎるマスメディアの餌食になってしまった
悪例だろう。
本作をじっくり聴き込めばデビュー作ながらにして、すでにいぶし銀の良さも見出せるのに
うわべに惑わされて食わず嫌いした人も多いんじゃないかと今更ながら推測される。。
本当に勿体無いもんだ。興味を持たれた人はすぐさま購入して確かめてほしいですね。是非
ご一聴を。
Bend It Like Beckham (Bite)
この映画、実はオーストラリアで見逃したのです。さらに、日本でも上映されたらしいのですが、またまた見逃してしまいました。DVDはまだかとアマゾンさんで検索したところ、ノベライズであるこの本を見つけました。
で、読み始めたのですが、これが大当たりでした。ストーリーがおもしろい。キャラクターに魅力がある。しかも英語が簡単で、活字がでかい。ハリーポッターを読むのに(日本語版でカンニングしながら)一月かかったこの私が、ページをめくる手ももどかしく数日で読了したのですから、英語再入門中のおやじには、得難い作品でした。
それにしても、スポ根青春ドラマは燃えますね。主人公が「ベッカムのように曲げた」時には、こっちまでガッツポーズ取りそうになりました。