B型H系 1 こわいもの知らず(笑)無修正版 [DVD]
ドラマCDから大幅なキャスティング変更がありましたが、
やはりやはり一番の大きな違いは山田役が浅野真澄→田村ゆかりに
なったことでしょう。
個人的には浅野さんの方が原作のイメージに近いですが、
田村さんになったことで山田の毒気が抜けて、可愛くなりました。
原作を読んでいた私個人としては、
「こんなの山田じゃない」というよりかは
「こんな山田もありかな」って思ってます。
後は特にアニメ版キャストに違和感は感じませんでしたが、
小須田姉が能登さんになって、ちょっと姐御肌な感じが薄れたかなって
思ったのと、竹下役は水橋さんより堀江さんの方がツッコミが上手いな
って感じました。
内容は特に原作通りで、原作とドラマCDで楽しめた方なら
十分満足のいく内容だと思います。
麻原おっさん地獄
オウム真理教絡みの書籍は今まで結構読んできた方だと思う。
しかし、今まで元信者の方が書いたものは凄く少ないと思う。逆に、書いていても、いろんな分析結果を書いていたり、少々小難しい内容に思えて、読み辛い点が少しあったかと思う。しかし、この本は、書かれてそうでいてあまり書かれていない、教祖の人間的(俗物的ともいうか?)な面が強調されていて、非常に読みやすいな、と感じた。
スラスラと読める。
最後は脱会信者を受け持った寺の住職さんもいろいろ書いていて、その方の話は納得出来る点と出来ない点はあったが、それもまたあまり聞けない話で興味深く感じた。
男が知りたい女の「気持ち」―永遠のナゾに女医が答える (ブルーバックス)
とにかくよくまとまっていて,分かりやすい本であることに感心しました。説明も明快ですが,何よりも図が良く整理されています。「性に関するホルモンの流れと役割(19ページ)」や「生理周期でホルモン量はこんなに変わる(51ページ)」などの図はとても良くまとまっていて,暗記したいくらいです。男性が単純なのに対し,女性のからだは複雑なホルモンの分泌周期の影響を受けており,月ごとのサイクルで変化して行く。もちろん妊娠〜授乳時には激変し,また年齢によってもホルモンの分泌量が変わってきて,生涯にわたってホルモン変動の影響に謂わば支配されていること…。少し前ならばタブーだったかも知れない内容を,歯切れの良い,あっけらかんとした語り口で明快に述べてゆきます。
生理前の身体的症状やイライラ感についての統計的な調査結果(特に43ページや46ページのグラフ)は出色ですし,セックスの時に女性はどう感じているのか,女性の言葉で述べてくれた点は画期的です。「満杯感」という言葉には納得感がありました。男性は第二章をよく研究してパートナーとの幸福に役立てるべきでしょう。
ただ,タイトルの割には女性の「気持ち」についてはあまり中心的に書かれていないという印象です。説明の中心は気持ちというよりは「生理学」であり,概ね女性のホルモンバランスの変化のために生理前に・妊娠時に・更年期に不快症状が出て,心も不安定になる,といったパターンの説明です。よく勉強した婦人科のお医者さんならば楽々書けるような内容かも知れない。男女とも現代人ならば知っておきたいレベルの「生理学」はこの本で勉強できるでしょう。でも,別の本になるでしょうけれども,心理的なプラスアルファが欲しいと思いました。
「男が知りたい」女の気持ち,は何も生理やセックスに関するものだけではありません。女性の異常と思えるようなわがままに戸惑った男性は多いでしょうし,健康食品や自然素材の化粧品へのこだわりや,さらには自然志向の保険の利かない代替医療に平気で大金を投じる事も謎です。一旦会議で決まったはずの結論がその後の女性のおしゃべりの中で覆された経験をお持ちの男性も多いでしょう。こういった女性ならではの心理についての科学的・統計的な研究は恐らくまだ少ないようです。流行りの「脳科学」で分かったような説明を聞かされるよりも,もっと地に足の付いた,きちんと女性の気持ちを幅広く聞き取った上での心理的・統計的な研究を期待したいと思っています。