モーツァルト:ピアノ協奏曲 第13番&第20番 [DVD]
内田光子が、カメラータ・ザルツブルグと組んで『弾き振り』した最初の映像作品である。
ちょっと話がそれるが、2012年4月30日(月・休) 00:00〜04:00にNHK-BSプレミアム 『プレミアムシアター』で放映された『内田光子・イン・ザルツブルク2011』・『内田光子(ピアノ) マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団演奏会』をご覧になった方も多かったのではないだろうか。その中での『シェーンベルク / 月に憑かれたピエロ op.21』の素晴らしさにぼくは特に感動したのだが、この曲の最高の名演と思っているブレーズの一番最初のバージョンを思い出した。バルバラ・スコヴァのシュプレヒシュティンメも素晴らしかった。
そしてここまで内田光子のほぼ全作品を聴いたのだが、『Steinway Legends: Grand Edition』や『Great Pianists of the 20th Century - Complete Edition Box Set』に選ばれている日本唯一のピアニストが彼女だということからも、今までの日本における最高のピアニストは彼女であり、スタインウエイのピアノの音を今、代表しているのも彼女なのだ、と確信するようになっていて、それが最近のテレビでの映像を観るとよりその気持ちが強くなるのを感じている。まさに今、ピアニストとしての円熟期に入ったと思う。
その中でここでのモーツアルトは顔の表情豊かに『弾き振り』を見せてくれる。絶対外せない作品である。曲にのめり込むその表情がチャーミングだ。特に人気曲である第20番が気に入っている。是非聴いて欲しい。
モーツァルト:ピアノソナタ第8番&第11番&第14番&15番
日本が誇る内田光子の演奏がこの価格とはコストパフォーマンスが高い。短調の2曲、トルコ行進曲付のソナタ、やさしいソナタとピアノを学ぶ初心者に最適な1枚。ぜひどうぞ。
内田光子&メータの芸術 [DVD]
実は、内田光子の生演奏を聴いたことがない。
今回、映像ではあるが見ることができてとても幸せである。
繊細な指から力強い音が出てくるのは感動である。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番は、CDと指揮者もオーケストラも異なるが、今回も名演奏である。
是が非でも、生で演奏を聴きたいと思うだけである。
内田光子&メータの芸術~コンサート・フォー・ピース・シリーズ [DVD]
2002年3月にメータの指揮により行われたイスラエルフィルのコンサートを収録したライブDVDです。ピアノは内田光子。収録曲は
ベートーベン作曲ピアノ協奏第4番
シューベルト作曲「ロサムンデ」前奏曲
バッハ作曲オーボエとバイオリンのための協奏曲op.9
ストラビンスキー作曲「プルチネッラ」(1922年版)
音声はドルビーデジタル2chと5.1chの2種類選べます。画質は鮮明ですが、ワイドスクリーンではありません。
内田光子の演奏が観られる数少ないDVDであることに加え、画質/音質共に良好なので5つ星と評価したいところですが、国内版はまだまだ高価なので4つ星です。
Region Allの輸入版Zubin Mehta Meets Mitsuko Uchida (Ws Dol) [DVD] [Import]の方がさらにお買い得です。