ヴァルキリープロファイル オリジナルサウンドトラック
以前のゲームは、世界観と音楽ジャンルの結びつきがストレートでした。
コミカルなアクションならポップかテクノ、ファンタジーならクラシック風。
今までの感覚の作曲者なら、北欧神話をベースとしたこのゲームに音楽をつけろと
言われたら北欧風音楽やクラシックを使うところでしょう。
しかし、このゲームをプログレッシヴロック調の曲で彩り、それでいて違和感を
感じさせない桜庭氏は、ゲームと音楽の新しいあり方を提示してくれています。
「ジャンル」と「様式」によって語るのではなく、それを超えた要素で謳い上げる、
といったところでしょう。
複雑怪奇摩訶不思議なタイトルも挑戦的です。
CD用にするため、ゲーム音源にリヴァーブ(反響)がかけられているため、
少しこもったように聴こえてしまうのがちょっと惜しい。
ヴァルキリープロファイル―咎を背負う者― 公式コンプリートガイド (SE-MOOK)
各マップ、詳しく解説がされています。
1周目を前提に攻略されているので、本書があれば
どんなマップでもクリア出来ると思います。
攻略だけでなく、読み物としても楽しめるのは
公式ガイドならではかと^^
各キャラクターについて見開きで紹介されています。
ゲーム中で語られなかった部分も書かれているので、
本書を読んでから再びゲームをプレイすると、
今まで気付かなかった発見もあるはずです。
複雑な人間関係を理解する為にも、是非。
今までのシリーズ(レナスとシルメリア)との関連性も
少しですが解説が入っています。
ヴァルキリープロファイルの世界を堪能したい方に、
特に満足の行く内容ですよ^^
スターオーシャン 3 Till the End of Time オリジナルサウンドトラック Vol.2
桜庭さんの曲はどれも皆さんが仰るとおり、何度か聴いて味が出てくるものばかりです。
このSO3のサントラもそのうちの一つで、私の場合はコンポの機能をランダム再生にして聴いて癒されてますw
Vol.2の方はハードなロック調で桜庭さんらしい曲ぞろいです。
中でもVPでつかわれていた「Confidence in the Dimination」や凄く長く演奏されている「Highbrow」など・・・
なんとも気分が高揚するものばかりで聴いて損はありません。
また、今夏に桜庭氏のコンサートが予定されていて、このアルバムからの選曲も期待できます!
是非聴いてください!
ヴァルキリープロファイル アレンジアルバム
ヴァルキリープロファイルの音楽にはまった人なら相当に気に入ると思います。オリジナルバージョンからより一層激しく、重く、生まれ変わった感じでした。アレンジの質が非常によく、とても疾走感があります。中でも「2.窮境へのレクイエム~天空の扉」は本当にかっこいいです。暗く厳めしい曲もありテンションが低くなってしまうこともありますが原曲が堪らなく好きな俺にとってこれは最高です。
桜庭 統(作曲者)ファンなら、絶対買い。
ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア- オリジナルサウンドトラック Vol.1
まず、前作の曲調を期待している人にはお薦めしません。
前作は超絶打ち込みプログレッシブ・ロックだったのに対し、今作は生演奏、オーケストラ色が強いからです。
VPを意識された曲(「Disturb The Doubtful Sleep」等)もいくつかありますが、やはり独特のスピード感は感じられませんでした。
しかし、客観的(?)に見ると、どの曲も非常に聴きやすいものに仕上がっており、決して出来が悪い訳ではありません。
SO3に引き続き生音を多用した曲群は、聴き応え抜群だと思います。
個人的には「Endless High-Speed Running」と「Disturb The Doubtful Sleep」、そして「Celestial Troupe」が特に気に入りました。