ネイティブ・サン
1970年代末期の渡辺貞夫学校の生徒による卒業アルバムのような?
このアルバムが収録された時代は、時あたかもフュージョンの原点のような時代。そしてジャンルはクロスオーバーと呼ばれた時代。本田竹廣のピアノの音色にあふれる初々しいばかりのリズム感はなかなかのもの。峰厚介のサックスの音色には彼のイヤらしい腰のフリ(動き)が生々しくイメージできるほど!
大出元信のギターはまるで乾いた太陽の音色だし、川端民生のベースはマウイ族のステップを感じさせます。村上寛のドラムは大木が風に大きく揺らぐ雄大さがあります。
ともあれ、21世紀の今、澄んだサウンドはハイピッチの癒し系の感じさえします。
アフタヌーンティーのお供にも、寝酒のお供にも最高!