聖鐘の乙女 黄昏色のリボンと白鳥の唄 (一迅社文庫アイリス)
サリアン様はアティーシャに告白?プロポーズ?して以来、大胆に本気モードが加速。サリアン様ファンの自分には美味しいですが、アティの困惑は増すばかり。
彼女はこうなって初めて、サリアンを「同じように熱を持った人間だった」と認識しています。彼のアプローチにドキドキしても、それは色気に耐性がないからで、好きになった相手だからではない。だからどんなに迫って来てもジェッツ先輩は(ムダに)色気魔神。
アティの庶民的自分の感覚はしっかり芯が通ってます。初恋のネイト一筋です。
サリアンの表明により、アティを「主の想い人」として扱うネイト。彼との間がどんどん薄寒くなっていく事に焦ったアティはついにその気持ちを・・・!。
とにかくネイトさんたら、いらんところで器用(暴言エスカレート)、なのに肝心なところは超不器用(離れるための手段がその暴言って)。この巻はもう、これに尽きます。ネイトの、もうアップアップな内面が今回のキモです。
王子の周辺がキナ臭さを増し、アティは学院を去る準備を進めるけれど、この引きは・・・・・・!。これって、まさか隻○になっちゃうの!?。
これがにっちもさっちも行かなくなった彼らの関係を変える転機になるんだろう、と思いつつも、いきなり苛酷な展開です。
LEWDNESS~Vita sexualis~
まだゲーム内時間一週間ですが、
なかなかクセの強いゲームですので、
迷われている方の購入または非購入の目安になればと
実際にプレイした印象や雑感を投稿させていただこうと思います。
まずCGは正直starlessには見劣りしますが、
十分実用性に達しているレベルにあると思います。
(塗りは若干disciplineに近い?)
差分もやはりstarlessほどにはありませんが、
肝心なところは足りていると思います。
進行はヒロインの『百合亜視点』で話は進んでいきます。
紛れもない変態作品です。かなりディープでマニアックだと思います。
「ヒロインたちが初めから変態」という感じではなく、
「変態的な空間に普通の世界のヒロインをぶち込んだ」ような感じです。
そしてそれにだんだんと、そしてとことん順応させられていくような流れと思います。
他の聖少女作品と比べると少しセンチな描写も多く、
初めはそれぞれの事情や心情など「重いかなぁ」と思いましたが、
学園に入学すると戸惑いや抵抗感の理由となり、
無理やり感じさせられる、無理やり変えられていく感の描写はなかなかよいと思います。
また変態でもギャグっぽくはしていませんので、そこは好感が持てますね。
立ち絵進行においても、
「脱がされたり」逆にいろいろ「装着させられたり」しての反応が面白いです。
今後のよりどぎついエロを彷彿させるような会話のやりとりもいいと思います。
あと、少しキャラを掘り下げたりストーリー仕立てになってるのかな?と感じました。
自分としてはキッチリしたオチより
はみ出ている部分が好きで正直購入目的はそちらなのですが、
話的なオチもありそうですね。
あと、starlessに比べてシーン選択肢も多いと思います。
そして、人によって期待でもあり、人によって心配でもあるでしょう
排泄系はやはり濃厚と思います。
普通に「ただしてる」よりも、
一つ一つシチュエーションが異なり濃い描写が目立ちます。
しかし、排泄は一日一回以上できませんので、
Hシーンは一日数度があるなか、全部がそれというわけではなく、
どれも変態マニアックに違いありませんが
それではないシーンもそれなりにある印象です。
そして、メインヒロイン4人のうちの誰かは
『聖少女作品らしい特徴』を持っていたりします。
冒頭に述べましたとおり、
まだ終わりまでしておりませんので、
最後とんでもないことがあるやもしれませんが、
(ある種のそれには期待しておりますが)
ご購入の際の一助になれば幸いです。
ゲーム内期間で学園生活は2年で、未だ一週間…
このペースで2年あるとは思いませんが、
ボリュームはなかなかありそうですね…。
追記
いくつかエンディングに到達しました。
一週間までがじっくり進行して、
それ以降は多少イベントが続いてエンド分岐となるようです。
途中まではどんどん常軌を逸してきて
ラストへの期待が高まったのですが、
締めは話をまとめる感じになり、
いくつか見たエンドの感想は、
エロとしては少し弱い感じがしました。
それぞれの事情や背景の話のオチにはなっているのですが、
個人的に期待するエロのオチでは正直ありませんでした。
つまり『スターレスのような破滅的なエンド』を期待すると肩透かしを食うと思います。
仲良しHエンドや大団円Hな感じです。
BADエンドはあり、それは多少そそられましたが、
憐れさの方が強調されてる感じがしました。
(ゆえにBADなのでしょうが)
はみ出る展開を期待しましたが、
エロ的には、管理された中での変態調教がピークな気がします。
話は上手くまとめてあると思うのですが、
個人的にはもう少し理不尽ともいえるくらいの
狂気のオチも欲しかったかなと思います。
キャラも魅力的で、けして全体的に問題ありというわけではなく、
少し惜しいという感じで、また「仲良しエンド」も一概に悪いというわけではないのですが、
それがメインというのは、なにか求められているものとは少し違うかなと思いました。
できれば、それが変態度のピークになるようなエンドを充実して頂きたかったと思います。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
とても面白かったです。告白もそうでしたが、最後まで読まないと眠れませんでした。
もう30代後半ですが、10代ってこんな気持ちになることあるよなーって、すごく共感できました。
独りよがりで、じぶんばっかりで、周りからどう思われてるか気になって・・
二人の少女の友情の物語として、ものすごく感動もしてしまい、涙してしまいました・・・・
「告白」の少年たちの行動は、理解不能な部分がかなりあったのですが、
そういう意味では、今回の「少女」のほうが、よっぽどリアルだと感じました。
ほかの方がおっしゃっているような、二人の少女の読み分けの難しさもまったく感じませんでした。
ただ、最初と最後の部分・・・ここさえなければ・・・
そこだけで、「告白」と同じような後味の悪さが炸裂しています。。
せっかく、ひと夏の体験で、人の痛みがわかるようになったのに。
軽い気持ちで、加害者になりえてしまう、10代の怖さ・・というのは確かにあると思いますが
ここまで因果応報!な展開はちょっとやりすぎ。と思います。
過剰に、読者を煽っているようでやっぱり好きになれません。
でも、やっぱり新しいのが出たら、また読んでしまうだろうな。
Vitaminブック ~私立聖帝学園ガイド~ (B’sLOG COLLECTION)
Vitamin関係の本では「VitaminP」のみを所持していた者です。
もともとZからプレイしてまして、X(PS2)とYを買うことに決めたので購入しました。
内容は始めの方がZ関係。A4P2に始まり先生方(B6・GTR・R+)のプロフィールなどがざっくばらんに記載されている感じです。
攻略方は載ってないですがどんなイベントがあるか、などは一人一人丁寧に載っています。
対するXは攻略方がしっかり載ってるかと思われます(多分)ページ数も断然Xが多いです!
ツッコミ・スルーポイントを始めザッピング、試験問題もちゃんと載っています。(ただまだプレイしながら活用していないので完全なものかは不明です)
Yの攻略方はアトラクションごとのポイントやイベグラタッチ&ボイスリストなどが載っていました。
その他には本やCDの紹介、学園手帳に載っていたらしいショートストーリーの記載もしてました。個人的には聖帝の校歌や校訓などが載っているのも面白かったです。
アホカルタはイベグラが使われていますが素直に楽しめました。本誌から外すことはないでしょう(もったいないから 笑)
他に攻略本を持っている場合の評価が分からないのであえて星四つにしましたが個人的には星五つな気持ちです!
ページ数は143ページ。Pより少し厚めです。