テリング・ストーリーズ
デビューアルバムがUK1位を獲得し、その後チャート的にやや低迷し5年ぶりに再びNo.1アルバムを送り込んだ後に作られた作品です。
詳しいことはライナーノーツに書かれていますが、これを買った時にはそんなこともシャーラタンズというバンド自体も知りませんでした。
ただバンド名の響きが気になったのとその当時の音楽誌にレビューが載っていたので買ったといった具合で、始めころは同時期に買った他のアルバムと平行して聴いていましたが聴いているうちに自然とこのアルバムしか聴いていないという状態になっていました。
ティムの歌い回しやハモンドオルガン、ギターのうねりがくせになり聴けば聴くほど味がでるスルメのようなアルバムであり、僕にとってはシャーラタンズに最初に出会った記念碑的な作品です。
Simpatico
中高生の方が聴いたら驚くかもしれませんが…
そこまで驚くものでもないと思います。
まぁ、今年出たアルバムでは良く出来たものだと思いますけど(^_^;)
ダークな雰囲気のUKロックを味わいたい方にお勧め致します。
Just Lookin 1990-1997 [DVD] [Import]
デビューからアルバム5枚目の頃まで(メジャー移籍前)のプロモーション・ビデオとライブ映像が入っています。
PVの方は、ビジュアル的に出来のいいと思える作品は少ないけれど、それでも元気いっぱいだった頃のメンバーの表情が存分に楽しめます。通して見ると髪型や服装の変遷がよくわかるし、何よりやっぱり曲がいい! いかに彼らが名曲を生み出してきたかが、映像付きで改めて確認できます。
ライブの方は、入手困難なデビューシングルやその他のアルバム未収録曲、今ではもうステージで演らないような曲も入った、貴重な記録。特に一番初期の頃のライブは、マンチェ・ブームの香りが漂って懐かしいです。
ライヴ・アット・ラスト/ザ・シャーラタンズ [DVD]
2004年12月のBrixtonのライヴ映像。
やっと日本盤が発売されてうれしいです。
実際観に行ったのですが、新人バンドでは決して出せない味わいと、ベテランの域に達してるのにいつまでもマイペースなほのぼのとしたライヴが観客と一体化していて安心して楽しめました。
『Up At The Lake』中心にもちろん往年のヒット曲やおきまりの曲も揃えて、まさにベスト盤的。
映像で観た限りではほぼノーカットに近い状態で臨場感はたっぷり。
少し会場のセッティングとかバックステージのメンバーも映ってます。
おまけ?にライヴを振り返るメンバーのインタビューも必見です。
Amazing Charlatans
デッドもクイックシルバーも憧れた、伝説のバンドの決定盤です。
このCDのほとんどのテイクが未発表というのが信じられないほど、質が高い内容です。
音質もこれまで出ていた非公式盤などと比べて格段に素晴らしく、また付属のブックレットも写真や資料が豊富で、お買い得な内容になっています。
ガレージやサイケを聞き始めの頃に彼らの音楽に触れたのですが「これ?カントリー?だよね?」という感じで、ピンときませんでした。
ですがその後いろいろなバンドを聴いたあとに彼らの音楽を聴くと、彼らの凄さを感じるようになってきました。
カントリー、ブルース、R&Bをアシッド感覚で濃縮したような独特のサウンドは、表面的に派手なだけのサイケデリックに飽きたリスナーに、強い印象与えることでしょう。
個人的には、これの日本盤を出して欲しいです。また、もっと未発表テイクがあれば聴いてみたいです。