いろどり古事記
今年の読書感想文の課題、娘が中山さんの『どんなかんじかなあ』を選んできました。私もいっしょに読んだんですが、こんな本を書いた中山さんて、なんかスゴイなと思って、わたし用の本を本屋に探しに行って見つけたのが、この本でした。娘と同じで、何よりもステキな絵の方(作者さんは違いますけど)に目が行ってしまったんですが、テーマの古事記、考えてみれば、因幡の白兎とか、所々のエピソードは知っていても、全体のストーリーは知りませんでした。しかも、ヤマトタケルのラブ・ストーリーから始まったりして、もう、最初から興味津々です。知らなかった話は新鮮ですし、知っている話が出てくれば、これまた懐かしく、また前後の話を知ると、なるほどそういうことだったのかと、探偵ドラマの解説を聞いているみたいな気分にもなりました。実は、あとがきを読んで、俄然、興味が湧きまして、今、オリジナルの古事記を読んでいるんですが、この本の中山さんの挿し絵を時々見ながら読んでいくと、無味乾燥な文庫本の活字が、見違えるように瑞々しく感じられたりもするから不思議です。大人の絵本て、ほんとにあるんですね。早速、絵葉書プレゼントにも応募しました。当たるといいな。
幸子さんと私―ある母娘の症例
佐野洋子著「シズコさん」に非常に感激しておりましたので、それにとても近い本だと思い、朝日新聞掲載記事を見て購入しました。
私は中山女史より10歳ほど年下ゆえ、ずっと彼女の活躍を見て育ち、リスペクトしておりましたので、その活躍の裏に、まるで佐野洋子さんのようなご母堂との相克があったことは(美空ひばりのように一卵性親子かとも思っていただけに)それだけで興味をひいたのです。
しかし、内容的には佐野さんほどの客観性というか大局的な深い愛のようなものが感じられず、よってそれほどの感動もシンパシーももつことができませんでした。
彼女の時代を知る方が興味本位に読む程度なら十分に面白い本だとは思いますが。
じゃりン子チエ DVD-BOX 1
やっぱり素晴らしい作品だとあらためて感じさせてくれました。毎晩4歳の娘と大爆笑して見ています。じゃりん子チエを見てから、娘はおかあさんのことを「おかあはん」とか「よしえはん」などと呼んで怒られています。これからも何度も何度も繰り返して見ることが出来る作品で、本当に購入した値打ちがあると思います!!
じゃりン子チエ DVD-BOX(2)
名作アニメの第二弾。
これがホントに面白い。
ヒラメちゃんの隠れた才能が出てくるエピソードや、
地獄組での『大阪カブの会』、『ミツルの結婚式』等、
見所満載である。名台詞「ぼ、ぼ、ぼ、ボク、竹本テツです」が
登場するのも、この第二巻である。
懐かしいながらも、未だに新鮮な魅力を持つチエちゃん。
こういった物を『名作』と言うのだろう。