TERMINATED
シンフォニックでありながらもドラマティックなメロディに
情念のこもった歌い回し、ストリングスの華麗さに
もれなく卒倒すること間違い無しの神曲です。
今期一とか書いたけど
嘘つきましたすみません、今期一どころか
"今年一"のアニソン
だと思います。
抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー
人脈の本、というよりは自己ブランド化+キャリア構築の本です。
ここ何年かに出ているキャリア論や自己ブランド論の内容を、著者が独自にカタカナや英語のラベル(名称)を付けて整理し、「人脈」という最近流行のキーワードを使ってパッケージしたもの。
付加価値は、著者自身が仕事やビジネススクールで経験した事例を多く記載していること。
本質的には、目新しいことはありません;自己ブランド論やキャリア論の本を何冊も読んでいる方には不要と思われます。
また、ミッドキャリア向けではなく、30歳+αくらいまでの若手向けを想定しているような文が多いので、その辺をターゲットにしていると思われます。
とはいえ、自分の頭を整理するには役立ちましたので、星3つの評価としました。
死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉
20代ではありませんが、著者に興味をいただき、読ませて頂きました。
載っている言葉は、20代を既に過ぎた自分にとっては、半分は当たり前のこと、
もう半分は改めて認識しなくてはいけないと思ったこと。
どちらにしても、背筋をピンと伸ばさなければという気持ちになりました。
20代の方には、早めにわかっておくと、後からよかったと思える言葉、
それ以降の人にも、自らの行動や日々の惰性を振り返る言葉だと感じました。
著者ならではの切り口も、普段の行動を思い返すきっかけになりました。
めぐり会い
騙し絵のような作品です。するする読めて、終盤に突然、
これまで見てきたものと全く異なる全体像が鮮やかに浮かんできて
そうか、そうきたのかー!と思わずニヤリとしてしまいました。
ただ、ヒロインが14歳の少年に心奪われる際の形容が、
単に「アブない人」と読者がひいてしまう感じで、共感したり
圧倒的筆力で納得させられてしまうというほどでないところが、残念です。
ラストの邂逅シーンも、二人の会話の口調が何か不自然でリアルさが無く
その違和感と、まとめにかかる強引な印象だけが残ってしまいました。
しかし、よく出来た作品です。オススメします。