ツーリングEXP.Euro 1 (花とゆめCOMICS)
ツーリングエクスプレス、初期〜中期は本当に面白かった。
ついつい当時の面白さを求めて、新刊がでると買ってしまうのだが
最近は、手に取るたびに落胆するのを否めない。
クールで色っぽさが魅力だったディーンは、拗ねっぽい幼稚なオッサンになってしまい
天使のような天真爛漫シャルルは、なーんか表情も暗く髪もボサボサのオカマになってしまった。
ふたりの弾けるような魅力はどこにいってしまったのか。
特別編はどの作品も絵が荒く、話もワンパターンである。
新刊を読むよりも、昔のロシアンエクスプレス〜エルミタージュエクスプレスあたりを読み返すほうがよっぽど面白いです。
紅絹彩色─もみいろ─ (花とゆめCOMICS)
この作品の掲載誌は読んだことが無いので、この作品はコミックで初めて読んだのですが、思ったよりも面白かったです。
同じ京都が舞台だった「玄椿」の時は、祇園の話に時々オカルトが混じったりして、描きたいポイントは何なのか、絞りにくい作品になってしまっていましたが、この作品は初めからオカルトを織り込んだ物語だったので、そういうつもりで楽しめました。
ただ、1話目、中学の臨時講師の主人公が、自分の生徒の心配よりも、自分の買ったものを取り返すことにばかり気を向けている、という人間性を疑うようなストーリーには、「主人公の性格の設定が相変わらずだな…」とがっかりしたのも事実です。
3話収録ですが、3話目のラストがあまりにも物足りない終わり方なので、もしかしたら時間をかけてまた続きが描かれるのかもしれないと、少し期待しています。ただそのときも、出来れば長編になることなく、時々、単発の作品として掲載されて、数年に一度コミックになるような形がいいな…と、最近の作品の傾向を見ていて思います。
色兼ネル 1 (花とゆめCOMICS)
河惣作品と言えばツーリングエクスプレス。
歌舞伎を題材にしている点で分かったかもしれませんが、
これも同じくBL物です。苦手な方は注意を。
主人公はまだどちらともはっきりせず。
もしかしたらツーリングEXP.のようなツートップかも。
でも、女形の緋世が珍しくウジウジしたタイプ。
河惣作品に多い、主人公最強モノではありません。
……今後の展開でどうなるかわかりませんが。
そう考えると、もう一人の諒一郎が主人公なのかも。
こちらは、金持ち、美形、人望ありの才能あり、とほぼチート。
玄椿の様な狭い業界的世界観とツーリングEXP.(BL)を合わせた様な作品です。
話の展開としては、毎度おなじみな感じで少し食傷気味かも。
次巻購入は考えます。
サラディナーサ (第1巻) (白泉社文庫)
主人公のサラディナーサの生涯を中世の歴史になぞらえていて、とてもこの作品にどっぷりと浸ってしまいます。
誰でもサラディナーサのものの考え方に憧れを抱いてしまうのでは?
タンゴEXP. (花とゆめCOMICS)
のっけからすみません(;^^ヾ南米メインの今回は・・・シャルル、事故って記憶をちょっくら失って?!というなにやらお約束なイントロにそれで一冊引っ張るかと思いきや、それはアッサリ解決。ただ打ち所がやばくて後で大騒ぎというのがメインの展開でしたが(ごっつんこの後のコブの有無って重要っすね)、久しぶりのクリス兄弟'sが大騒ぎしているのを見ると、なんともなしにここの一家を出さないとストーリーが持たせ難くなってきてるかのなぁ?と余計なツッコミを感じなくもなく(苦笑)
打ち所ヤバく、で、シャルル緊急入院→手術→お約束の爆睡姫(で、クリス一家大騒ぎ登場)展開ですが、世界中の特殊部隊'sブートキャンプもドンと来い!の頑丈な銀の旦那さんが介護にぼろぼろの図ってのがあまりに激イタかった(T_T)時事が得意な作者、今回は南米、ぎゃーこくじんという設定を使いつつ実は『Japanese介護問題』が主題っすか−ッ?!
で、メインはなんともイタタっていうか、この度はちょっとお約束満載気味でツッコミ満載だったのですが、その中で中盤のイグアスの滝、嵐の前の息抜きバカンス編に『ムツ先生』を謹んで捧げたい。嫁(と書いてシャルル・笑)のたっての希望でイグアスの滝にバカップル旅行の最中、保護獣・ジャガーの密猟事件に夫妻(爆)で全く偶然巻き込まれることになるのですが・・・ディーン、そこまで幅広い言語の才能があったとわ(笑)パ×リロ8世並(爆)ムツ先生から免許皆伝・後継者指名一発ゲット間違いなし!まぁ、これでだいたいエピソードの予測はつくかと思います(^^ヾ
それにしても、シャルルってば野生動物とのつきあい方心得、あまりといえばあまりで爆笑(;^^20ン年前に私らは大雪山青年の家で野生のキタキツネと出会ったら接触禁止!とかイロハのイで学んだモノですが(^m^)=3前回のエジプト・バカップルツアーなんかでもそうでしたが、なんだかパパと一緒を目標にあたら若い時を就活で潰した分、今になって専門課程以外の教養イロハを旦那さん(と書いてディーン)と近所の世話好きおばさま(と書いてファラ・・・失礼!)から個別授業受けてる幼妻風で微笑ましいというかなんというか(;^^Aま、ディーンの名前の由来は元々『学長』ですから立派に果たしてるといえますが。
とにかく、このイグアス編で息抜き以外はひたすら介護でズタボロだった旦那さんに心から合掌(−人−)