ベスト・オブ・スザンヌ・ヴェガ
前からスザンヌ・ベガを聴いていたが、ベスト盤を見たとき、これは・・・・・と思った。同じものをすぐに購入。聴いてみたら、良いのが全部入っていたのではないが、一応満足!!星が一つないのもその理由。
ライヴ・アット・モントルー2004 [DVD]
輸入盤で買ったけど字幕があればもっとよかったかも。2004年のライブではあるが、1985年と変わらないスザンヌが炸裂する作品。クールでお洒落でそれでいてとても熱い意思を感じるステージ。ボーカルスタイルもベースとなる音楽もナチュラルなもので、ワン・アンド・オンリーのスザンヌスタイルを持ってるとても大きなアーティストだったりして。2000年の前髪をそろえたヘアースタイルを85年当時に戻したのか、ルックスも昔のまんま。ベースのマイケルは85年当時のメンバーだし、キーボードがいないのを補ってあまりあるセンスのいいギターリスト・ドラマーを従えて、フォークというよりロックなんだよね。☆4つなのは冷静に見たらどういう評価か分からないから。冷静に見れないんだ。応援したくなるどこかにいる普通の女性って感じがたまらないな〜。でも普通じゃない美意識の高さがかっこいい。
ライヴ・アット・モントルー2004 [DVD]
80年代にロック/ポップス・シーンに関心のあった人に、アルバム「孤独」と大ヒット曲「ルカ」で衝撃を与えたスザンヌ。ニューウェイブだ、テクノだと騒いでいた時代に、シンプルなアコースティック志向の清冽な音でブレイクした彼女。一発屋で終わった印象が強いが、地道にアルバムを製作し続け、その音世界を深化させてきた。
本作はその彼女がモントルー・ジャズ・フェス2004に登場したときのライヴで、画質、DD5.1chの音質は良好。ギター/ベース/ドラムの前に出過ぎないバンドのサポートを得て、フランス語が不得手の彼女が聴衆を巻き込んでいく。この静かだが心のこもった音を聴かせるバンドはノラ・ジョーンズ初期のハンサム・バンドに通じる。そう、80年代後半以降の女性アーティストのフォロワーに影響を与えているのがスザンヌだ。
M6はロッドの代表曲「マギー・メイ」を女性の視点で歌ってみた、といったMCを交えてステージは進行し、トムズ・ダイナーはアカペラだったりするが、この日本盤にMCと歌詞の訳がないのはつらい。せめて「孤独」は持っておきたい。
ボーナスは、2000年モントルーにルー・リードの前座として出演したときの3曲で、サポートはベースのみ。
曲目リストからわかるように、偏りのない選曲だ。
機動新世紀ガンダム X SIDE 1
すべてのBGMが心を捕らえて離さないです!
音が綺麗でスゴク引きこまれるんですよね。GXらしい神秘的なイメージを
もつ曲が多いです。ブックレットには一曲一曲の解説が書かれていて
聞きながら楽しむ事が出来ます。
大人気OPテーマの「DREAMS」EDテーマの「HUMAN TOUCH」も収録!
音楽を堪能してから本編を見るのも一興ですよん♪
ルー・リード:ロックンロール・ハート [DVD]
ヴェルベット・アンダーグラウンド”以前”(!)のルー・リードから始るところにこの「メイキング・オブ・エポック・メイキング・ミュージック」映像の真価が表れる。余程のルー・リード・ファンでもなければ彼がクソみたいなポップソングの作詞作曲家として音楽界にデビューしただなんて知らないだろう(僕も初めて知った)。しかも本人の口からそれを聴くことができる。
そこからウォホールとの出会い、ヴェルヴェッツの邂逅、結成、空中分解、ソロの作品群の意義が本人と彼をとり巻くアーティストの口から語られていく。挿入されるライヴ、リハーサルの映像も全て貴重であり、胸ときめくものだ。何しろ初期のヴェルヴェッツのライヴ映像なんてムチャクチャである。デイヴィッド・ボウイとデイヴィッド・バーンという70年代から80年代のロックの変革をもたらした二人が同じドキュメンタリーに登場するのも楽しい。嬉しい。またマスタリング・エンジニア(ボブ・ルドウィック)などが話すリードのサウンドへの拘りも恵心のいく語りである。
そしてこのドキュメンタリーを重要なものとして位置づけているのはルー・リード本人の、この映像作品以降の音楽のカッコ良さだ。ボブ・ディランの「ノーディレクション・ホーム」ほどの話題性はないが、40年近くもロックをやっていられる力と、ロックへと突き動かす不穏な世界の動きへの眼差しに、日本人としてちょっと羨ましくもなる。この国でロックを40年やれているアーティストがどれだけいるのか、どれだけ現れるのかを思う。