特攻現代百物語 新耳袋殴り込みリターンズ
新耳袋 という題名だけに飛びついて買わない様に
でないと、あとがきに書いてある通りになります。
殴りこみシリーズ第一弾を読んでみてはまったのなら
順番に読んでゆく事をおすすめします。
この刊から読んでもよくわからんかと・・
ちょっとパワーダウンしたかな。
極悪の華北斗の拳ジャギ外伝 上 (BUNCH COMICS)
ジャギというキャラ、一人だけ修羅の国出身ではないという設定がよく使われていると思います。
本編では登場から退場まで弁護のしようがないクズだったわけで、それが心配になりましたが、子ども時代から始められているので悪人としてではなく、徐々に苦悩して捻じ曲がっていく性根が丹念に描かれています。
悔しさと怒りと、どうしようもなさ。下巻での爆発はなんとも辛いものです。
画は、少々人体が弱そうに見えるときもありますが、決めの場面は非常に印象的です。汚いととる人もいるかもしれませんが、この荒さがいい味を出しています。
ジャギ様、もうちょっとだけ、いいことがあったらよかったのに。
極悪ノ華北斗の拳ジャギ外伝 下 (BUNCH COMICS)
まぁまぁ面白いです。
ぐちゃぐちゃの絵についても最初はこういう絵もあるかーと思って見ていました。
が、最後あたりのリュウケンの七星点心(漢字あってるか?)をみて笑ってしまいました。
やっぱしただ単に絵が下手なだけなんですね。
北斗の拳という超ビッグタイトルのスピンオフを何故こんな絵の漫画家にやらせたのか(?_?)
ジャギだからこういう扱いなの???
攻撃現代百物語 新耳袋 BOOK1
新耳袋&ギンティ氏のファンなので、同シリーズ読んできました。
既刊に比べ、文章にリズムがあって読みやすくなった気がします。
「バキバキの…」とか同じ表現が何度も出てこなくなったのも好感です。
誤植も減りました。
内容では、心霊慣れ(?)したのか悪フザケにも腰が入っていていいです。
仲間をハメる非情さ・滑稽さだったり、「こうすれば、笑える(罰当たり)のでは?」
と言う工夫だったり、ギンティ氏自身の成長というか、
面白くしよう!と言う気持ちが伝わってきます。
ギンティ・映画秘宝ファンや、新耳ファンでなくても、受け入れられそうな
気がします。
「いくつになっても、肝試しは怖い」
と言う原点の面白さを発信していて今後も期待できます。
夢幻転生~龍希と小虎と戦国ゾンビ~ (ダンガンコミックス)
絵がかなり独特なのと、画面構成に強い個性があるのでちょっと
読みづらい感がある。
それで☆3つとしました。ごめんなさい。
話そのものはありがちな武将蘇りものだけれども、そこにラブコメを
絡めて来ているところとか、元気な毛利子孫とか、展開を期待させる
要素があちこちにあって面白い。
毛利ハルカちゃんの元気はすでに主役キャラ並。
龍希にはもうちょっと、もろもろな部分を頑張って欲しいところ。
そして武田と上杉だからそれぞれの武将がよみがえるかと思いきや
ラストで出てきたのは伊達政宗っぽい。
こういう、一筋縄でいかない展開は大歓迎なんである。