Quarterly pixiv vol.07 (エンターブレインムック)
入江亜季さんのファンなので、作業工程など興味があってはじめて買いました。
しかし、工程というよりは漫画に対するスタンスなどについてのインタビューで
実際の作業などはだいぶ少なく、ちょっと残念。
漫画の描き方を特集というわりには、原稿用紙の使い方から書いてあって
正直この雑誌を買うような層には百も承知のことなのではと思われました・・・。
あと内藤泰弘さんのインタビュー記事の背景も森薫さんと入江さんの原稿を使った
デザインになっていて、それもちょっと「?」でした。
とはいえ雑誌自体がイラストなどたくさん見られてよかったです!
全体のデザインもよく、また気になる特集があったら買おうと思います。
ただ、端々で文章の稚拙さが気にかかりました。
ライターさんが書いてるわけじゃないのかな?
特にゼブラの工場レポートの文章はひどい。
コダマの谷 王立大学騒乱劇 (ビームコミックス)
大学を舞台にした青春ドラマと侮るなかれ。
王室を絡めた駆け引きの中の、それらに踊らされない学生独特の自由さ。
何よりキャラクターが生き生きとしていて、読んでいて気持ちいい!!
読後は、すべてのキャラクターに愛を感じずにはいられません。
話の端々から想像は出来るものの、説明不足が否めない部分が少しだけあったので★4つにしました。気持ちは満点!!!
乱と灰色の世界 4巻 (ビームコミックス)
1〜3巻までの、基本乱を中心とした平和で愉快な毎日がメインだったので、
4巻の展開は、正直「あー…こうなっちゃったか…」という感じです。
奥さまは魔女的な、一般の人間社会にいる、魔法使い一家の生活。
という内容が好きだったので、こういう明確な敵キャラってのは、
あんまりいらなかったかもです。(ライバルっ子はベタすぎて微妙)
漫画の都合上どうしても、盛り上がりが必要なのでしょうがないのかな〜
とも思うのですが、この先どうなるのかちょっと不安です…。
手放しに「乱灰最高!」と言えなくなってしまったのでこの点数。
でも、やっぱりキャラは魅力的だし、お話だって面白いわけだし
このもやもやが、次巻で払拭できますように!!!
群青学舎 四巻 (BEAM COMIX)
長く続いて欲しかったのに、4巻で終わりなんて・・・。
たしかに最終巻だけあってボリュームはあったが、完全な新作は3話だったので少し物足りなかった。「スパイ・アンド・スパイ」にいたっては違和感があった。
よかったのは「老楡」。ジュリアンともうひとりの青年の、お互い気に食わないのに気になってしょうがないというほろ苦い関係が、痛々しいのだけれど羨ましく思った。
あと、だんだん勢いのある画風になっている気がする。初期のような繊細な感じはなくなってきたと思う。
でも、このシリーズは大好きなので最終巻とするのではなく、また思い出したときにぽつぽつ描いて欲しい・・・。