GOLDEN☆BEST Early Days Selection
「音楽は、自分の思いを表現する手段だ」という創作家としての基本的な理念を、ここまで明確に具体化している人は少ない。家族について、日々の生活について、日本の国について、結婚について、何でも自分の感じたこと思うことを、自由に歌にして表現することの素晴らしさを、彼は教えてくれる。
これだけ内容の濃い詞を、二十歳そこそこの若者が書いたとは、とても信じられない。テレビをつければ頻繁に耳にする「自分だけのストーリー」などと言う言葉に、象徴されるワンパターンで、没個性的な歌に、私は、うんざりしている。きっと泉谷氏も「てめぇーら、もっと他に歌にするこたぁ、ねぇーのかよぉーっ」と思っているのに違いない。
名曲ばかりなのだが私的には、「Dのロック」が特に好きだ。
詞と曲、アレンジ、唱法、彼のキャラ、それら全部が見事にマッチしたこの曲の迫力は圧巻だ。
初心者から上級者まで幅広く対応 アコースティックギター教本 中川イサト著
中川イサトさんが93年に書かれた教本と同じ内容です。
いわゆる流行歌のコードを紹介した初級者向けの本などと違って、
ストローク、ピッキング、アルペジオなどあらゆる奏法の基本的なエッセンスを紹介しています。弦の種類、選び方、チューニングの仕方などについても、上級者目線で考えても、上級者が初心者にアドバイスする観点で考えても申し分ない内容だと思いました。教科書として持っていて損はない一冊だと思います。
ACOUSTIC GUITAR 中川イサト あいらんど
Shadowy Keyが弾きたくて買いました。
一ヶ月くらい練習して、なんとか弾ける様になりました。
ちょっと人に聞かせるのに持って来いの曲です。
皆さんも挑戦して見て下さい。
フットプリンツ ~ベスト・オブ・イサト中川
アコースティック・ギターでインスト曲を演奏する、そう言う人、特にこれからインストを始めよう...と言う人にとって、とてもお薦めのアルバムです。(アルバム紹介レビューなので少し意図から外れているかもしれませんが...) 一部の曲を除き、ほぼ全編に渡りアコギ1本でのインスト曲です。本アルバムはベストアルバムですが、ただのベストアルバムという訳ではなく、以前に収録されている曲を再アレンジ、再録音してあります。個人的には、この再アレンジでどの曲もより良さが増していると思います。そう言う意味でもお薦めのアルバムです。ギターを弾かない人にも、アコースティック・ギターの良さを感じてもらえる1枚だと思います。
わたしを断罪せよ
Beatlesから、移ってきた人間にとっては、この分野は、「なんと暗い人たちなのであろう」という印象があった。
この頃、「フォーク」というとPPMやブラザース=フォーであり、「明るい」印象があったのだが・・・・
他方、ボブ=ディランの情報も入ってきたし、アーロ=ガスリーなどの情報も入ってきてはいた。
そんな中で、当時の『フォークファン』がどう捕らえたかは知らないけれども、僕には、岡林の登場は衝撃であった。この人は、日本で、最初に「日本にフォーク」を確立すると思った。
その後は、西岡さんと岡林の関西のフォークと、高田渡や加川良の関東のフォークの時代があり、吉田拓郎につながっていく。ここの段差は実は極めて大きい意のだけれど、誰も、明確に指摘しないのが不思議だ。
ともあれ、このアルバムを聴かずして、「日本のフォーク」を語ってはいけないのではないかと思えるほどの作品である。