ニュー・シネマ・パラダイス【字幕版】 [VHS]
この作品は、「海の上のピアニスト」で知られるジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品で、イタリアの小さな村にある映画館(映画館といっても下町等にある小さな映画館)を描いた作品です。村の小さな少年トトは映画が大好きで、村の映画館(シネマパラダイス)の映写室に毎日行って映写技師のアルフレードの仕事を見ていた。「大きくなったら僕も映写技師になりたい」そんな夢を抱いて、トトは映画館と共に成長していく。「こんな孤独な仕事をしてはいかん」と言うアルフレードも、「じゃあなぜこの仕事についたの?」というトトの問いに「まるで観客を自分が笑わせているようだから。」と答えるのだった。ところがある日、映画を上映中にフィルムに火がおこり、映写室は炎に包まれる。アルフレードを助け??為に炎の中に走っていくトト。トトのおかげでアルフレードは一命を取り留めるが、シネマパラダイスは全焼し、アルフレードも失明してしまう。やがて、戦争への出兵、恋愛などを経てトトは立派な青年に成長する。そんなトトの成長を見守り続けたアルフレードはトトの輝かしい未来を信じ、トトに村から出るように言う。「村に戻ってくるなよ。寂しくなって戻ってきたって俺は迎えてやらないからな。」そのアルフレードの言葉を胸にトトは村を出て行く。やがて30年の月日が流れ、母からアルフレードの死を聞いたトトは立派な大人となって、再び村へと戻っていく、、、この作品はとにかく涙の止まらない作品です。涙無しには見られません。戦争で父を無くしたトトにアルフレードが「笑った顔がクラーク・ゲーブ!ルに似ていた」というシーンなど、トルナトーレ監督はちょっとしたシーンへの気配りを忘れません。ただひとつ、トトの恋愛を描いたシーンがもう少しさっぱりしたものだったら良かったな、と思います。しかし、本当にいい映画です。映画好きにはもうたまらない作品だと思います。映画好きにしか分からない良さも数多くあると思います。人の人生を描くことにかけては映画界一のジュゼッペ監督の作品、とても満足できました。
ニュー・シネマ・パラダイス SUPER HI-BIT EDITION [DVD]
初めて見ました。正直、自分も年をとったのかな、と思いましたよ。よい時間をすごしました。それに、あの音楽にはまいりました。あれが流れ出すと、もうね。なんかね…。泣けてね。
ニュー・シネマ・パラダイス オリジナル・サウンドトラック【完全盤】
このサントラの白眉は、御大モリコーネの子息・アンドレアの代表作・「愛のテーマ」でしょう。 これほど“ロマンティック”という形容がしっくりくる作品を私は知りません。 御大のアレンジよろしきを得て、聴くたびに切なく胸を掻き鳴らしてくれる絶品です。
ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]
映画は、知ることのできない、体験できないことを感情移入することで
疑似体験できるひとつの手段でもあると思うのですが。
この映画は、主人公<トト>が戦争やシネマや恋を経験し出会いや別れを回想していきます。
特別変わった人生ということでもなく、カタチは違うにせよ、
私たち誰もが経験したことのある、悩み、悲しみ、想い、喜び・・。
共感できる<想い>がたくさん詰まっています。
子供の頃なんでもないよなものがキラキラみえていた・・・
そんな心を想い出させてくれる映画です。
たまには疑似体験ではなく、あなた自身の足跡を<想う>のもいいのでは?
ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]
最初に劇場公開版(?)を見ました。
これは結構爽やかに描かれた感動作だったと思います。
幼少時代の思い出を大人になってしみじみと振り返るみたいな。
で、この完全版はというと劇場版でカットされた余分な所に大人になった悲しみが描かれていました。劇場版の方を好む人が多いんですが私はこちらの方が好きです。時の残酷さが描かれていて劇場版よりもラストが引き立つ。劇場版では漠然とした感動、こちらは納得のいく感動でした。劇場版と完全版ではラストシーンでの感じ方が全然違うと思います。
最初は劇場版の方をご覧になるのをオススメ致します。