佐々木かをりの手帳術
手帳術(手帳の使い方)というより、行動管理術についての本です。
自分のしたいことを効率よく実現するために、
計画を立て、実行するプロセスが具体的に書かれています。
同じことが何度も書かれていること
ご自分の販売されている手帳について若干宣伝くさいこと
時間当たりの仕事量を増やすコツについては貧弱なこと
などがちょっと残念なポイントです。
ただ、それらを差し引いても、紹介されている行動管理術は
明日からでも使えるシンプルで実践的なものなので、
初めてこういった類の本を読む方にはお勧めです。
また、社会人の方だけでなく、
受験を控えた高校生も読んでみると得るところ大かもしれません。
闇雲に参考書にとりかかるよりも、
目的を明確に設定して、それを達成するために何をすべきか、
どこから手をつけるべきかを先に考えてから、
とりかかったほうが効率の良いことに気づけるかも。
この本を読んでからは、以前より自分の行動が計画通り進むようになりました。
コツは自分の手帳をいつも傍らに開いておき、
時計と見合わせて、自分の行動が計画通りか確認すること。
大事な試験のときとか、時間を大事にしたい時には
言われなくてもペース配分しますもんね。
当たり前のようなことなのですが、自分の時間を大事にしたいなら
「いつもそうすれば良いんだ」と改めて気づきました。
ネプチューンの迷宮 (ポプラ文庫)
冒頭部分を除いたら、ほぼ一日の凝縮された物語です。
ナウルをモデルにした架空の島国を事件に多くの登場人物がかかわっていきますが、無駄な登場人物というものがいません。
ストーリーはフォーサイスの某作品の裏返しといったところです。物語の終着点がみえず、はらはらしましたが、主人公の「ポギポギの中だ」という台詞に大いに溜飲を下げました。
200CD ウィーン・フィルの響き―名曲・名盤を聴く (200音楽書シリーズ)
小さな本だし安いし余り期待してなかったけど(笑)良い意味で裏切られました。 ディスクガイドは割りに普通何ですが、それ以外の内容が素晴らしい、若林正人さん始めいろんな方々がいろんな視点からウィーンフィルに付いて書いておられる… いやぁ皆さんウィーンフィルを愛してらっしゃる!感激ですね。 偉大なるベルリンフィルが読売ジャイアンツだとすれば、我等がウィーンフィルは阪神タイガース(笑)ファンの「愛」がウィーンフィルを支えている… と思わすんだね、愛すべき楽団です。
由紀さおり全曲集~35周年記念~コレクションI
わたしが、子供の頃TVを観ていて、由紀さおりさんの美しさに魅了された記憶があります。できることならツインパックにして発売してほしかったけど、買って良かったです。初めて聴く曲では、孤独な歌詞が胸をさすような「ストレート」、「TOKYOワルツ」、「つかの間の雨」が良かったです。ちなみに知っていて好きな曲は「夜明けのスキャット」、「トーキョー・バビロン」、「ルームライト」、「ふらりふられて」です。
由紀さんには、年齢を感じさせない、さっぱりとした色気があって、ヴォーカルスタイルも聴きやすく、2とともに堪能しました。
PRISM
この写真集について、友人何人かと議論しました。
つっくんさんの言ってる事もわかりますが、この写真集を見た者の意見は「このページ、ひどい!」です。
新しい挑戦も理解出来ますが、やはり『顔中央をバッサリ』のレイアウトページは良くないですね。
決して『格好よくはない』です。
「誰だかわからない」「素敵な雰囲気が台無し」という意見が多いです。
その他の作品達はとても素晴らしいです。
佐々木希さんの色々な魅力が写し出され、ファンならずとも手にしておきたい写真集だと思います。
付け加えておきますが、友人の何人かは広告業界に身を置いている者もいます。
今回の意見は「芸術も出版の事も何もわからない素人」だけの意見ではないという事です。