センセイの鞄
私はこんな恋愛をしたいんだ、
私にはこういう距離感と時間と空間の使い方が
合っているんだ、と心の底から思う。
ゆっくり、ゆっくりと、時間をかけてお互いを思い合う。
お金にものを言わせたプレゼントとか、
スノッブなレストランとか、
空虚な駆け引きとか、そういうものは無用で、
ただひたすらシンプルに、相手が存在することに感謝すること。
この本の一行一行が宝物のようで、
私はかみしめるようにじっくりと読み進めました。
物語が終わってしまうのがもったいない。
ふとしたシーンで涙が出る…。
最後の一行を読み終わったあとは、
ひとつの恋愛を体験したあとのような、
不思議な充実感と、ひっそりした悲しみと、
何者かへの感謝の気持(の、ようなもの)に包まれ、
ただ涙が溢れ、しばらく動くことができませんでした。
私の中の恋愛小説ナンバーワンに輝く作品です。
映画30周年記念企画 ドラえもん映画主題歌大全集
みなさん言われているように、「映画主題歌大全集」とあるにも関わらず、最強の名曲「少年期」がないなど
ドラ映画CDとして完全版ではありません。これと「DORA THE BEST」を揃えてこそ、完璧なのだと思います。
基本的にはプレミア化している前作「DORA THE BEST」の方が名曲の収録率は高いのかと思います。
人魚大海戦の宣伝商品みたいなニュアンスもある商品ですからね。ちょっと惜しい一品です。
SWITCH特別編集号 特集:AKB48
良くも悪くもあのアラーキーが撮ったAKBです。
大島、前田敦、篠田、板野、渡辺、高橋、小嶋の7人だけですが、
アイドルの写真集の爽やかさ、可愛らしさとはまた違った印象のより人間らしい写真です。
また、大島優子×藤原新也、前田敦子×蜷川実花、板野友美×藤代冥砂のコラボも面白いと思います。
特に前田敦子×蜷川実花は相性がとてもいいようで、あっちゃんの良さを何倍にも引き出しています。
また、写真集として見たときに、特に人間を撮る写真というのは特にカメラマンの特徴や人柄が現れることを再認識しました。
SWITCHの特別号ということでたまたま手にとったのですが、写真集としてもいいものだとおすすめできます。
KYON3
中学生の時に昼休みに階段の踊り場で、当時のアイドルの曲を歌っていたというキョンキョン。キョンキョンというニックネームは中学生の時からすでにそう呼ばれていて、学校でも目立っていて、後輩たちは、キョンキョン先輩と呼んで人気者だったとか。
デビューは当時の既存のアイドルにならって、当時一般の女の子がほとんどして芸能人のアイドルもしていた「聖子ちゃんカット」だったキョンキョン。当時からどこか小粋な感じもあり、それは母親が若い頃芸者さんをしていた血筋と関係があるような気がしました。80年代のアイドルは、タイプ別にいうと、先輩になりますが、松田聖子、そして同期の中森明菜、そしてキョンキョンと大別されると思います。「真っ赤な女の子」で髪をショートにし、そこから先は、ブレーンに恵まれたのか革新的なアイドルとして活躍しました。
「素敵なラブリーボーイ」は、70年代のアイドルだった林寛子のカヴァー曲。デビューしてしばらくたってから人気者のアイドルの仲間入りをはたしたキョンキョン。今も活躍できるのは、シャイだけど向上心の強さと芯の強さがあるからでしょう。曲もバラエティーにとんでいるので聴いていて飽きる事がなくおすすめです。私的には近田春夫がプロデュースした、ハウス「FADE OUT」が1番のお気に入りです。
小泉今日子実行委員会
この本は知ってる限り大宣伝されておらず、元々InRedという女性誌の
連載だそうで、そのため、昔からのkyon2ファンの男性は、こういう本が
4月末に発売されたのも知らないでしょう。私も書店で偶然見つけました。
写真が大きいものだけでも40点ほどあり、かつてのトップアイドルから
40代の美しい女性になった姿に、昔からの男性ファンが感動する本です。
浴衣、坐禅、ゴルフ、ベリーダンス、加圧トレーニング、自転車、陶芸、
料理、ダーツなどに挑戦しているので、当然それぞれの服装の
kyon2が見られます。
もともと女性誌の連載用なので、中の文章は女性読者に向けているもので、
男性ファンにはピンと来ませんが、写真集として買って読む(見る)べきでしょう。
写真はどれもきれい、美脚もあります。