〈リア充〉幻想―真実があるということの思い込み
面白かったです。
秋葉原通り魔事件を題材に、
格差社会、モテ/非モテ、人間力、友達といった若者を取り巻くキーワードについて、
編集者と対話を進めていきます。
仲正先生の現代を観る眼の比較対象は、
彼の若者時代である1980年代です。
ですから、読み方によっては、
1980年代論とも読むことができ、
日本社会の変遷を理解することもできます。
若者論としては、
ニートフリーター論、
格差社会論など、
今の日本社会を論じてきた大きな議論を踏まえての、
若者の現状分析だったりするので、
複数の視点を統合している感覚があって、
それは当然仲正先生のカラーなので、
仲正ゼミを受講しているような感じになります。
モテとは承認である、
という解釈が一番面白かったし、
眼から鱗がおちました。
全体的に分かりやすい文章ですし、
スノッブ臭さもなく、
じっくり人間関係を考えるのに向いている1冊だと思います。
つながり進化論―ネット世代はなぜリア充を求めるのか (中公新書)
著者は1954年生まれとのことであるから年齢的にはデジタル移民でありながら、仕事(NTTの研究所)柄、デジタル技術の進化の中に身を置いて来た人のようだ。技術の進化や、これまでに失敗してきたサービスに関する著述部分は、著者が実体験として体感したことらしく、細部も俯瞰した描写も自信に満ちた文章になっている。
こうした部分については、ネット関連のビジネスに携わっている幅広い世代の人が、背景の知識として持っていて損はない内容が、平易な言葉で説明されており、コンパクトで比較的安価な新書という体裁にもよく合致していると思われる。通勤、通学の電車の中や、キャンパスの芝生に寝転がって読んでも、大局観を得るには好適ではないだろうか。
一方、教え子の、まさにデジタルネイティブ世代の言動や思考様式については、著者はあくまでも観察者であり、共感さえしていないように感じられる。エスノグラフィー的なアプローチを敢えて実践しているように思われる。その意味では、著者に近い世代の読者にとっては、若い世代を知る上で参考になる観察記録であり、彼らの心情と技術との関係について、著者の洞察を知ることは、今後の流れを汲む上で大いに役立つであろう。また、観察された若者の世代が本書を読めば、上の世代が自分たちをどう見て、どう感じているかを、知ることができるのではないか。
今後、携帯(する機器)もソーシャルメディアもない時代に戻ることはないので、なんだか急に出てきたようにも感じられるTwitterやらFacebookやらの背景を技術と心情の両面から「気軽に」考えるには、これくらいのボリューム(と値段)がちょうどいいのではないだろうか。
ヒャダインのじょーじょーゆーじょー
ディスクン星人とのコラボ作品、リア充ってこんなもんだっけ、がかなり秀逸な出来です。
カカカタ☆カタオモイの続きらしいですね。ニコニコで見たら、絵と相まってラストが酷く感動的に思えました。
じょーじょーゆーじょー?ああ、うん。あれは、うん。いいと思うよ俺は。カカカタ☆カタオモイみたいな爽快さがあったらもっと良かったけどね。
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! (富士見ファンタジア文庫)
あるある!こんなの!が多く感じられる、しかし主人公がラノベに有りがちな性格とヒロインの男性恐怖症ってのは正直演出だとしても冷めた。オタ受けを狙ってるんだか、インタラクティブさを出したいんだか中途半端。ただ、大まかなコンセプトとしては斬新だと思う。王道に少し別の味付けってのは意外と読んでてテンポが良い。
劇場版そらのおとしもの 時計じかけの哀女神 Blu-ray 「リア充ウハウハ!バージョン」
そらのおとしものという作品を劇場版にするっていう事で新しい方を取り込みたいのなら
前半部の総集編もありだと思います。
★1のレビューの方が書かれている早送りしなければならないって事は無く普通に見たら
いいんじゃないかな。第一期に懐かしいなぁと思って見てました(*^^)
たかだか2時間弱なので時間があるときにボーっと見るのがいいんじゃないのかな。
後半のシナリオ改悪っていわれる方の意見もわからなくはないのですが妥当なものだと思います。
オーディオコメンタリーを聞く限り3期でもなんらかあるのかなぁと期待しています。
また利益を上げる為にどこのメーカーも色々と考えているのだろうし特段に酷いとは思いません。
DVD、BD、特典有り、特典なしと色々なバージョンが発売されているので、自分に合うものを
チョイスすればいいのではないでしょうか?