バッハ インベンションとシンフォニア 校訂イェルク・デームスによる演奏CD2枚組
CD付きの解釈版です。
原典版と併用すれば参考になります。
ほぼ全ての音に運指が付されているのが特徴です。
運指で悩むことの多いバッハ作品では助けになりますが、自分の指に合わず、煩瑣に感じる人もいると思います。
お高い本ですし、すでに原典版を持っていて、解釈に悩んだ人向けのようです。
モーツァルト生誕250年記念 エターナル:モーツァルト
ジャンル別に分かれており、モーツァルトの入門用に最適のCDだと思います。他のベスト版だといろんなジャンルがごちゃ混ぜになっていたりしますが、このCDは交響曲からオペラまで代表的な曲がCD別に網羅されており、分量もちょうど良いです。モーツァルトに興味のある方は、このCDを足がかりにモーツァルトの更なる世界へと入って行かれるのも良いでしょう。
クラシック 名曲のサビ100
クラシックは、聴いていて眠くなってしまう人もいるのでは?
だらだらだらだら、ただ繰り返しているだけで、聴くだけで疲れちゃう。ましてや、このCDに収録されている100曲聴くのに、一体どれくらいの時間が、かかるのだろうか?
そう、思っている方にはとても良いCDだと思います。
とりあえず、有名どころを抑えておこう。と、思われる方にもいいと思います。
CDは2枚組みで【朝の気分で】【爽快な風ふいて】【賑やかな午後に】など、音がジャンル分けされていて、どの曲も1分半くらいにまとめられています。
が、なんとなく聴いた感じ「もう少し長くてもいいんじゃない?」「そこからが聴きたいのよ」など、物足りなさを少し感じる点も。
しかし、まぁここで聴いて「あっ、この曲いいな」と、思った曲を違うCDで聴けばいいやと、思う方にはいいかもしれません。
個人的にはCD_1の027【ムソルグスキー:プロムナード〜組曲【展覧会の絵】】のピアノに弾き方が雑に感じられて、嫌だったので星1つ減。
CD_2の049【サティ:ジムノペディ第一番】の音速はとっても、良かったです
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番&第2番
デムスは熟練の域に達した超一流のピアニストで、特にシューマンが美しいと評価されていますが、このモーツァルトの四重奏曲を聴くと、その実力に改めてうならずにはいられません。室内楽においても、この人のピアノはどこまでも美しい。音がソフトで心底優しく、ウィーンフィルのメンバーで構成されたウィーン室内合奏団の演奏者達とも、息はピッタリ。演奏者それぞれの音が見事に融合して、最高のモーツァルトとしか言いようがないのです。演奏者ひとりひとりの実力に裏打ちされた珠玉の一枚!