奏光のストレイン waltz.I 初回限定版 [DVD]
いままでのファンタジア作品に多くありがちな、ローアングルパンチラ美少女ものではありません。非常にまじめでシリアスな内容です。したがって、パンチラ等はストーリーの中盤あたりでちょっとあるぐらいです。1巻に収録されてる第一話は、WOWOW放送時一時間スペシャルとして放送されたもので、作画もCGも気合い入ってます。しかし、第三話以降は最悪です。ストラトスフォーやナジカ電撃作戦など、中盤作画が多少悪くなる作品もありましたが、キャラの顔まで崩れるファンタジア作品はこれが初めてかも…。設定事態は軍を裏切った兄の真意を聞き出すため、自分も宇宙に乗り出す的なもので悪くないと思うのだが、小公女セーラに設定を掛ける意図が見えない。名前と人形、あとみんなにイジメられるぐらい?(でもすぐ仲良くなります)ストラトスフォーのような作品を期待されるなら、購入は控えたほうが懸命。第一話は作画が〇なので★4ってことで…
奏光のストレイン ロッティ・ゲラー
実は発売前の写真だけを見ていた段階では同時発売のセーラのほうがポージング、表情とも気に入っており、セーラだけ予約していました。
発売後、何気無く店頭でみたロッティでしたが、その完成度の高さに一目惚れ…結局お持ち帰りとなりました(笑)
さて、なにがそんなに良かったかと言うと…クルクルカールした髪の毛からはみだした毛先のシャープさ、くりっとした瞳も左右バランスが大変秀一です。これがなかなか再現が難しいのか、ありそうでなかなかないものです。店頭で見ても個体差はほとんどなく満点をあげてもいい出来栄えです。あと、髪の色が濃いのですがきちんとシャドーが入っていて仕上げが丁寧です。今回セーラが色っぽい路線ならロッティは元気な可愛さでしょうか。迷っているなら買って損はしませんよ
奏光のストレイン waltz.II 初回限定版 [DVD]
WOWOWノンスクランブルアニメーション『奏光のストレイン』の第2,3話を収録したDVDです。
裏切り者となった兄によってグラベラは殲滅、親友は皆殺しにされ、
ストレイン操縦に必須のミミックさえ破壊された衝撃の第1話から
再起した主人公セーラの不屈の闘志と執念が炸裂します。
それでも兄に再会したいと純粋な想いを胸に、愚直に練習に打ち込むセーラ。
彼女を疎み忌み嫌う練習生達の人間的未熟さと陰湿ないじめの嵐に、観てるこっちが憤ること必至です。
どんな仕打ちにあっても決してくじけない鉄の意志との相対描写は人の中に溢れる表裏一体の感情そのもの。
さらに第3話の亜空間航行中の練習艦へのありえない襲撃。
「これは演習ではない!繰り返す!これは演習ではない!!」と叫ぶ艦内放送が
突然の戦闘の絶望感、緊張感をさらに盛り上げます。
女だろうとひよっこ練習生だろうと戦場で次々と殺されていく圧倒的劣勢は阿鼻叫喚の地獄絵図。
戦場の非道さ残酷さが濃厚に表現された展開に、これは最終回か?と観てるこちらも動揺してしまいます。
しかし最後の最後に彼女と彼女の出会いが起こした起死回生の奇跡は、
今までの鬱憤を払拭させるような熱いカタルシスに溢れています。
底から湧き上がる重厚な音楽と、亜空間戦闘中の緊急発進警告音がさらに高揚感を煽ります。
余談ですが、WOWOW放送時の第1〜3話を観た友人曰く『客を乗せるのが上手い』とのこと。
「美少女メカアクション」の見た目と裏腹に視聴者を完全に裏切った重厚な展開は観る者を惹きこみます。
第3話最後はまぁ、ご都合主義といえばそうなのですが、
それを感じさせない作品に対する作り手の気合にも感服です。ぜひ一度は観ていただきたいですね。
奏光のストレイン サウンドトラック
欲しい曲(Strain Battle )が欲しくて買ってしまったこのサントラ。
聞いてみると心に響く音楽が多いのでお勧めです。
ただ、作品を見てからの購入をしたほうがいいかも・・・。
奏光のストレイン (ドラゴンコミックス (DC77-1))
アニメ奏光のストレインよりも若干過去から描かれています。途中からアニメ版主人公のセーラが合流して来ますが、マンガ版の主人公であるロッティ視点で物語は進みます。
U.G.Eさんの描くロッティがかなりカワイイ!が、それ以上に緻密なメカの描写が素晴らしく、スピードが感じられるストレインの戦闘描写は圧巻です。
一話ごとに「科学講座なぜなにストレイン」という某アニメを彷彿させるマンガが掲載されており、スクール水着やブルマ姿(亜光速では定説らしい・・・)のロッティとジェッシィがくわしく設定などを説明してくれます。アニメを観た事がある人はこれだけでも読む価値があると思います。
続きが描けそうな終わり方をしているので、ぜひとも続編を読んでみたいものです。