ボンボン坂高校演劇部 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 た 76-1)
例えば「ドラゴンボール」や「スラムダンク」といったジャンプ黄金期の漫画は、色褪せる間もなく、漫画界に君臨し続けてきた。しかしその影に隠れ、しっかりと色褪せて帰ってきた「ボンボン坂高校演劇部」は、「正しくあの頃の漫画」だと言えよう。
本作はオカマの部長とその部長に振り回される主人公・順菜正太郎、そしてヒロイン日比野真琴、その他大勢との賑やかな恋愛関係を描いた演劇部ラブコメ。繊細なペンタッチ、個性的なキャラクターたち、部長の変幻自在のコスプレギャグ、そして少しエッチな要素もあるという少年誌らしい王道ギャグ漫画である。
だが、連載していたのはもう15年以上も前。今回文庫化され、久々に読めることとなって嬉しい限りではあるが、不安がなかったわけではない。確かにおもしろかった記憶はあれど読んでいたのは小学生の自分、そして楽しい思い出ほど往々にして美化されてしまうもの。
要するに、つまらなかったらどうしようという不安。実際、最近読み切りとして復活した話もイマイチ楽しみ切れなかった。ギャグ漫画というジャンルは特に風化も激しい。そこだけが気がかりだった。
しかし、笑った。声に出して笑ったものもあった。もちろん不安が的中していた部分はあるが、思った以上に今の感性でを楽しめたし、何気にオマケ漫画もおもしろい。
そして期待通りに懐かしい。古びることはマイナス面も多いけれど、この感覚を味わえるのは当時の読者の特権。続巻でも懐かしさをしっかり噛み締めて読みたいと思う。
また、初めて読む方には王道というものを感じてもらえたら嬉しい。最近の「オネェ系」という言葉ではなく、「オカマ」としか表現し得ない部長の古き良きアイデンティティに、ギャグ漫画界の礎を見た。
響宴IV-21世紀の吹奏楽-
個人的には、建部知弘氏作曲のダンス・セレブレーションがとても好きです。
3分程と短いながらもテンポが良く華やかで、躍動感あふれるとても良い曲です。
残念なのは、吹奏楽のCDに多いアマチュア楽団演奏のライブ録音だという事。金をかけず何曲も収録するにはこういった演奏会のライブ録音が一番なんでしょうが、曲の最後に拍手が入るのはもちろんのこと、曲が終わった後の叫び声や、曲の途中にもかかわらず終わったと勘違いした観客の拍手など、とても苦になります。ただ、演奏自体は悪く無いので、是非聞いてみて下さい。
ボンボン坂高校演劇部 8 (集英社文庫―コミック版)
当時見ていたときは、不幸続きの正太郎くんに真琴さんとラブラブになる日が来るんだろう! と、その日を首を長くして読んでいました。
個人的には色々ツッコミもありますが、(たとえば、今まで正太郎くんの気持ちに気づかなかった真琴さんに正太郎くんの鈍感さを指摘する資格があるのか? とか、他の女の子たちが正太郎くんから離れていく過程が不自然じゃないか? とか(優しくされて惚れた女の子が顔で他の男に乗り換えたり、プレイガールがが自分になびく前に飽きたり、とか)まあうまくまとめているんじゃないでしょうか?
この後、2人が深く愛し合って結ばれているといいな、と願っています。
江戸むらさき 特急 [VHS]
今は亡き山城新吾監督のナンセンス?ドタバタコメディー。注目はJACの美人アクション女優だった森永奈緒美さん。彼女目当てで当ビデオ入手しましたが、いかんせん出演シーンが短すぎ。ともあれ褌姿の森永さんの貴重映像ありますので、見所はその辺りかと。dvd化されてないので稀少なVシネではありますが。
高橋洋子 ベスト10
高橋洋子さんのベストアルバムを持っていなくて
探していたところこのアルバムをみつけたので購入しました。
10曲入りで1000円とお買い得で、『あの頃に待ち合わせよう』、
『Living with joy』がよかったです。このアルバムは初期の頃の
曲しか入っていなかったので、個人的には『心の翼』や『夜明け
生まれ来る少女』、『蒼き炎(フランム)』とかの2000年以降に発売
された曲も入れて欲しかったです。高橋さんの代表曲でもある
エヴァンゲリオンの主題歌『残酷な天使のテーゼ』『魂のルフラン』
も収録されていますが、どちらともリミックスヴァージョンで
収録されているので原曲(オリジナル)を聴きたい方は
エヴァンゲリオンのアルバム『NEON GENESIS EVANGELION
DECADE』をオススメします。後に『エッセンシャル・ベスト』
が発売されているのでそちらにはアルバム未収録の『思い出より遠く』
は収録されているし、15曲入っていて、個人的にはそのアルバムが
いいと思います。