金曜日の妻たちへ〈3〉恋におちて〈下〉 角川文庫
3作品あるこのシリーズの中でIIIは一番おもしろい作品です。これはバブルの頃の作品ですいわゆる不倫が正当化された形で描かれています。こんな時代がきたらやってみたいたいと思う不倫物語・・そんな感じです
金曜日の妻たちへIII 恋におちて DVD-BOX
どうも不倫ドラマというイメージが付いて回る作品ですが、改めて見直してみると決してそんなことはありません。
基本的には恋愛ドラマであって不倫に至る過程がきちんと描かれていて必然性があります。
小川知子、いしだあゆみ、篠ひろ子、森山良子がみんな持ち味をうまく出していて演技の掛け合いがとても見事です。
小林明子の主題歌もすばらしく「北の国から」ではないですが、曲とイメージがそのまま重なるドラマは数少ないですがこのドラマはまさにそのひとつです。
最近のドラマにはない「純な恋愛」を体感出来るのでお勧めです。
金曜日の妻たちへ 男たちよ元気かい? DVD-BOX
何と言っても鎌田敏夫の脚本が素晴らしかったです!前半の山場である第5話の草津高原の4家族合同旅行までのストーリー展開の巧みさ!板東英二(このとき何とドラマ初出演!)+篠ひろ子、竜雷太+田中好子のコミカルな夫婦と、伊武雅刀+高橋恵子、小西博之(演技は下手なのに、凄く存在感あり!)+岡江久美子のシリアスな夫婦の対比の上手さ!バブルを迎える前の、高度成長期の最中の一戸建て住宅に憧れていた時代が、「パラダイス〜愛のテーマ」と共に懐かしく感じました。個人的には、篠ひろ子に最優秀主演女優賞!女の可愛さ、ずるさ、本音を見事に演じていました。今や伊集院静夫人になり、女優業を休んでいますが、このシリーズは彼女の代表作です。
金曜日の妻たちへ DVD-BOX
DVDで観られるとは。シリーズ化されたが、個人的には第一作が一押し。「風に吹かれて」のせつないメロディーとともに、あの場面、この場面が思い出されて、無性に懐かしくなった。
郊外のお洒落な一戸建てに住む三十代から四十代の夫婦三組が織り成す人間模様だが、お互いにしょっちゅう行き来しあう大人の友達関係が、当時学生だった私にはまぶしかった。スキー旅行に出かけた六人が、二人三脚のように肩を組んで歩くシーンが象徴的だった。夫婦の不仲、夫の浮気、友情の危機といったさまざまな波乱をふくんだ関係ながらも、お互いに気心が知れていて、信頼しあった仲間だからこそ、結局はわかりあえる。そんな大人の関係が肌理細やかに描かれている。
泉谷しげるの役所勤め役も必見。個人的には加藤健一事務所の舞台の長年のファンなので、若かりし頃のカトケンさんが三枚目の役で出ているのも要チェック!!
金曜日の妻たちへ (〔1〕 上) (角川文庫 (6185))
これは昭和58年代の人気番組の小説です。不倫なんていつの時代も変わらないけれど、ちょっぴりリッチな頃の不倫のお話。田園都市線、中央林間を舞台にした3組の夫婦のお話。楽しんでください