ヴィクトリー・ソングス
歌詞、音楽性ともに満点評価。ヴァイキングメタルへの初歩としてもいいかんじ。
寂しさと勇壮さが交じり合い、思わず没頭して聞いてしまう。情景が浮んでくるよう。
歌詞は基本英語のため、音楽としてだけではなく詩としても楽しめる。また、フィンランド語部分はフィンランド語が分からなくても口ずさみたくなる素朴な美しさ持つ。
アルバムだが飽きずに最後まで聞ける点もよい。
From Afar
フィンランドが誇るヴァイキングメタルの雄エンシフェルムの4作目です。
相変わらず疾走感溢れるそしてフィンランドならではの哀愁のメタルを聞かせてくれます。(Voはデス声です。)
北欧のメロデスが好きな方ならすんなり入っていけるのではないかと。
Voのペトリ・リンドロスがノーサーを脱退してこちらに専念するようですね。
ノーサーでのペトリも好きでしたが・・・
今後はエンシフェルム一本のペトリに期待しましょう。
何はともあれ、今作も期待どおりの作品に仕上がっているかと思います。
フィニッシュメタル好きの方是非、お試しを。
今回は国内盤はでないのでしょうか・・・
Iron
フィンランドのヴァイキング/メロデス・バンドENSIFERUM、国内盤デビューとなる2ndアルバム。フォーク要素をふんだんに取り入れた、勇壮でヒロイックな楽曲の完成度はどれも非常に高く、メロディの持つ叙情性、哀愁も強い。メロディに比重を置き過ぎるばかりにアグレッションが失われがちになるバンドも多いが、今作はメロディを大切にした楽曲作りながらもサウンドはあくまでもアグレッシブでブルータル。ヴォーカル・パートもデス・ボイスのみに終始している訳ではなく、曲によっては、クリーン・ボイスの使用や女性フォーク・シンガーをフューチャーしたりと楽曲に様々な表情を与えている。TURISAS、FINNTROLL、Korpiklaani、Bal-sagoth辺りがお好きな方にもお勧めです。 しかし残念な事に、ギタリストでシンガーのヤリは自身のプロジェクトであるWinter Sunに専念する為、今作を最後にバンドを脱退している。