魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES- リリカルBOX
ゲーム化発表の報を聞いた時から購入は決めていたのですが、
如何せんPSP専用との事なのでグラフィックに期待は出来ないと感じ、
多少値は張るものの、リリカルBOXを選びました。
特典のポーチはとても頑丈に作られており、実用性は十分。
またリバーシブルになっており、下手に「ポーチ2種付属」となるよりは断然良いかと。
(個人的にはオレンジ布地側のデザインが好みです)
タオルの手触りも心地よく、またサイズも思った以上に大きく使い勝手は良いと思います。
figmaも特典アイテムとはいえ、既製品にも引けを取らない完成度。
figma 高町なのは The MOVIE 1st ver.と並べて飾らせて頂いています。
クリーナーやシールもデザインが良く文句無しです。
ゲーム内容ですが、私自身は完全に「キャラゲー」として捉えていたので、システムは二の次。
ストーリーモードでの会話はフルボイス。
また、勝負後のセリフがプレイヤー側の体力ゲージの残量により変わるようです。
(ほぼノーダメージで勝利→『かすりもしないなんて!』、かなりダメージを負った→『紙一重でした』…といった程度ですが)
このような小さな違いを探しながら再プレイをするのも愉しいです。
ですが、本作オリジナルキャラであるマテリアルが「なのは」「フェイト」「はやて」の色違いとほぼ遜色無い、というのが不満。
3人の姿を投影した存在というのは理解出来るのですが、やはりバリアジャケット等は元のキャラクター「らしくない」デザインに
してほしかったです。
ただ、キャラクターとしては個性があって面白いですね。
なんとなく冥王調な「星光の殲滅者」
アッパー気分なボクッ娘「雷刃の襲撃者」
厨二病まっ盛りの「闇統べる王」
元である3人とは似ても似つかないセリフ回しや、会話相手次第ではまるで格好がつかない役割等(主に雷刃)、
ただの憎まれ役に収まらない存在感があります。
他のレビュアーさんも申していますが、リリカルBOXの存在価値は非常に高いのですが、
ゲームシステム等はいたって単調、純粋に格闘ゲームをプレイされたい方にはおすすめしかねます。
ライトユーザーにして根っからの「なのはファン」の方でしたら十分満足されるのではないかと思います。
1/28追記
かれこれ20時間(少ない方ですね…)はプレイしましたが、
クロスレンジでの戦闘が楽しくなりました。
正直、格闘ゲームは最も苦手なジャンルだったので、最初の頃はロングレンジからの攻撃のみに
集中しがちな塵芥っぷりでしたが、慣れると意外と楽しいです。
特にロングレンジでの攻撃法が乏しいシャマル先生は恐ろしい程の白兵好き(暴言)。
先生のおかげで他のキャラでのクロスレンジも試してみたくなり、結果として現在もプレイ継続中。
ザフィーラも見た目通りのクロスレンジ特化型でプレイにも熱がこもります。
…魔法少女モノというジャンルを忘れる程に。
あとは対戦相手を見つけ次第、ぜひ御指導を(私が負ける事前提で)
My Own Genre
知る人ぞ知るシンガー・ソングライター、Mike Winansのデビュー作。
哀愁漂うR&Bナンバーを堪能できるアルバム”Story of My Heart”
が印象的なMario Winansの従弟にあたると知り、いざ購入。
現在のヒットチャートを賑わしている華やかなアルバムとは一線を画しており、
全体的に穏やかでメロウ、また、素朴なアコースティックナンバーもあり、渋いの一言。
やや退屈に感じないこともないが、個性的な魅力に溢れ、今後大きく化ける可能性あり。
さてその歌声はというと、Mario Winansというよりもフォークロック界のシンガー・ソングライター
ダン・フォーゲルバーグに似ていると感じるのは自分だけ??
KING OF PSYBORG ROCK STAR
旅立ってしまった人の作品なのだから、未発表の新曲を求めるのは、もう無理なのだろう。
聴いたことのある曲の再収録ではあるが、彼の死後これまで出たのは、リスペクト盤、ベスト盤、シングル集、リミックス集…と、全く同じ企画で何度も、というものはない。
今回もバージョン違いやライブ音源を集めたもの、という意味ではこれまでになかった商品になっている。
彼がいなくなってしまってからの商品のリリースに関しては、受け取り方は人によって様々。
未発表だった曲の発表は個人の本意ではないという人がいる。
中には、残された関係者が、金の為に個人の遺志に反して彼の遺したものを消費している、と受け取る人すらいる。
しかし、本当にそうだろうか。
デビュー後数年のキャリアを積んでからデビュー前の曲をリリースする事例は多々ある。
発表しなかったのは駄作だからではなく、アルバムコンセプトに合わないとか、「いまはその時期じゃない」とかいう理由もあるだろう。
もちろん本人と会って話したことは無い。人柄というのも自分が勝手に抱いたイメージだ。
だがX解散後にファンが行き場をなくさないようにといち早くソロ活動を開始したというhideである。
ファンが少しでも喜ぶのならば、死後何年たっての商品化でもきっと許してくれるのではないか?
また、そう思って遺された関係者は商品化しているのではないでしょうか。
私は、今後も彼の作品の商品化を望んでいる。
それは、単純に聴いていて心地が良いから。
X時代のhide作品をまとめたものやサーベルタイガー時代のものでさえ、オフィシャルなものとして、手を変え品を変えで、商品化して欲しいと思っている。
折りしも、このジャケットに書かれているhideのロゴデザインのように。
本当に良いものは、無駄なく何度でも再利用して、何度でも立派な商品になるはず。
私個人はそんな風に思っているので、今回のこの商品も、良かった、です。