Fireball: 25th Anniversary
「In Rock」と「Machine Head」の間に挟まれて、またややスロー&ミドルテンポの曲が多くて、当時は「やや地味だなぁ・・・」と感じ、あまり聴いていなかったアルバムでしたが、このAnniversaryは非常にいい!!!
Bonusに入っている「I'm alone」「Freedom」「Slow Train」の三曲が逆にアップテンポ系で、これらの曲の完成度が高くて正式版に組み込まれていたら、評価が全く変わっていたと思います。まぁそうなっていたら「Highway Star」はこの世に出ず、「Machine Head」やその後のパープルは違った歴史になったかもしれませんが・・・
また「Fireball」の1st Takeも非常に興味深いですね。曲のラストでリッチーがギターソロを弾き出していますが、これを更に練り上げていればもっと奥の深い曲に仕上がっていたのではないかと思います。
時間のない中でなんとか仕上げたアルバムだったのだなぁ、ということが感慨深く感じられ、またBonusトラックの追加でアルバムとしての幅も広がり、全体としてはおトク感の高い充実の一品です!
Live at Olympia
Deep Purpleはリッチーだよと言う人にはどうも?でしょうが、これはこれでよいライブですよ。音質、選曲共に良質ですし、なんてったって演奏がまとまっています。
最近70年代のブートレグ並みの音質でやたらアルバムを出しているパープルですが、どうせ高い金払って聴くなら、こっちがお勧め。
7.Sometimes I Feel Like Screamingでのスティーブ・モーズのギターは最高です!!泣けます。こんなに上手いギタリストなのですが、リッチーに比べ扱いが小さ過ぎるのが哀しい。
スタジオでの演奏もすごいですが、やはりライブでの迫力と、フレーズは想像を絶します。とにかくスティーブ・モーズのギターの凄さがわかるアルバムですね。イアン・ギランもまだまだ良い声してます。
ライヴ・アット・モントルー 2011【初回限定盤Blu-ray+2CD/日本語字幕・日本語解説付】
初回限定版といって、DVDに50分のインタビュー、それをCDにしたものが2枚で、この値段…購入する人はいるのでしょうか?
私は幸いにもヤフーの無料動画でこのDVDを観ることができ、内容は2時間のオーケストラとの公演、とても楽しめました。
いつも声が出ないと批判されているイアン・ギラン。もういいじゃないですか。
あの歳でハイウェイスターを歌ってくれるだけで十分です。
スティーブ・モーズ。私はリッチーなしのパープルは否定派でしたが、これだけバリエーションに富んだフレーズを今、リッチーに弾けるかと聞かれれば疑問符が打てます。
ジョンがいなくても代わりは元レインボーのメンバーなんだからいいじゃないですか。
頻繁に出しているライブDVDですが、今回は選曲が退屈せず最後まで観ることができました。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」もダラダラやらず、パッと終わらせてくれてメリハリが効いています。
ロジャーのベースソロも必見です。
私は懐が寂しいので、この値段では購入できませんが、他のライブDVD(スティーブ・モーズ以降)よりは絶対お勧めします。
Born Again
ギランとサバスの組合わせはどぉなのかと興味を持ちましたので買いました。前回のロニーの作品とは一転してとっても暗いリフにギランがシャウトしまくる作品になってます。オジーがゾンビと例えたならならギランは悪魔みたいな感じです。曲は良いのがそろってます。1は軽いのりのハイテンポな曲です。3はオジーのころとはまたひと味違った恐怖の曲です!アルバムの中ではこれが一番良いと思います。タイトル曲の7はギラン熱唱のバラードで、なかなかの曲です。聴く価値有りのアルバムですからサバスファンは買ってみたらどぉでしょうか?