moment
アコースティック感の強い簡潔なアレンジと印象的なヴォーカルは、全体を柔らかな透明感で満たしているようです。
canaさんのヴォーカルはyuki系なのでしょうが、より優しさに溢れ、でも甘過ぎず、ハッとする瞬間が度々です。
音作りはシンプルなのですがリズムは多彩で、魅力的なヴォーカルとも絶妙にシンクロし、カバー曲を含め全曲がひとつの世界を作り上げていて見事です。
i-depもそうですが、ナカムラヒロシさんの音作りはどれを聞いても魅力的で、特にボサノバ、サンバ系のアレンジに惹かれます。独特の「清涼感」はナカムラさんならではで、このアルバムでも「君がいるだけで」は、サイダーの泡が弾けるような涼やかさと瑞々しさを持っています。
そしてもうひとつの魅力はその録音の良さです。
リヴァーブを抑えた誇張のないダイレクトな音色の録音で、ヴォーカルは気持ちよく立ち上がりますし、
アコースティックなアレンジは際立ちます。
ライブハウスかスタジオでの演奏を聴いているかのような距離感と空気感があり、爽快です。
【emmys】 しほの涼・キミがいるだけで [DVD]
1年ぶりのDVDになりますが,大学が忙しかったからということでした。
髪を短くしてからのしほの涼はいいですね。
今回の作品では飴をぺろぺろするシーンがとてもセクシーでした。
大人の表情をできるようになり,更に色気が増しています。
これからはどんどん作品をリリースしてほしいです。
ただ、キミがいるだけで…。
「大切な人々と一緒にいられるコトを心からシアワセに思う。
他に何もなくてもいい。ただ、みんながいるだけで・・・。」
最後のページに載ったSATOからのメッセージ。
5つの詩よりも心に響きました。
当たり前すぎて気付かないことがたくさんあります。
大切な人,大切な気持ちが通り過ぎていってしまう前に,
この本を誰かに贈れたら,きっとこれはもっと素敵な宝物になる。
R35 Sweet J-Ballads
このオムニバスはなぜヒットしたのだろうか。
確かに、大ヒット曲を揃えたからということもあるだろう。
でもそれだけじゃないと思う。ここでは30歳ではなく35歳というところがポイントなのだ。
もちろんこのアルバムはさまざまな年齢層で受け入れられるだろうが、35歳で生じてくる、大人のどこか不安で微妙な心理状態を見事に突いてきていると思う。
そしてこの曲順がいい。特に4曲目「Get Along Together」から8曲目「クリスマスキャロルの頃には」へ至る流れ、そして14曲目の「壊れかけのRadio」からラストに「世界中の誰よりきっと」を持ってくるあたり。
この曲順を意識的に考えたのならさすがであり、この展開にこそ35歳であることの意義がある。
もちろんオススメの一枚。
あと、似たような企画ですが、2枚組、30曲の「クライマックス」もいいよ。
クライマックス・ベスト90’sプラチナ
シリーズ累計100万枚を突破した(商品に貼られていたステッカーに記載されてました)という超人気コンピレーション・シリーズ【クライマックス】90年代編の集大成ベスト。という事は、当然全部が大ヒット曲、しかも名曲中の名曲なわけで、百花繚乱な90’sJ−POPの中でも現在も人気があるナンバーだけを網羅したという感じの内容になっています。何と全曲ミリオン超えで、本当に外れ無しのヒット曲オンパレードなので、このシリーズを持ってない人は絶対買い〜!だと思います。
逆にこのシリーズを結構持っている自分としては、重複する曲も多いし、amazonから来た予約おすすめメールも無視するつもりでしたが・・・曲目を見て、同時発売のゴールド篇とともに思わず入手してしまいました!その位強力で、ベスト中のベストだと言えるんじゃないでしょうか。