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Blue Planet
3年ぶりのオリジナルアルバムとなる新居昭乃さんの7thアルバム。
6thアルバム「Red Planet」との同時発売ということですが、
ジャケ絵どおり、あちらが昼ならば、こちらは、
闇、夢、夜明け、といったワードが中心の、夜モード、といったところ。
こちらでのおきにはM6「Sailor」、M13「Sophia~白の惑星」あたりかな。
シングル曲M5「キミヘ ムカウ ヒカリ」も、こちらのアルバムでは
ちょっと明るすぎますが(笑)、やっぱり良いですね。
ちょっと聴くとわかりますが彼女の曲は、主旋律はシンプルながら、
サウンド数(種類)が意外に多く、それが他にない深みを醸し出しています。
最近ではデジタル化によりいろんな音が作れると思うのですが、
ピアノ、ストリングス、ギター、パーカッションなど、
生音で活かすものは活かし、シンセでそれらを補完、あるいは、
結合させ、ひとつの作品として紡ぎあげる。
それでいて騒がしくない。
この調整というか調和の技術は、相変わらず素晴らしいですね。
透明なボーカルと幻想的な詞世界に目が行きがちですが、
数多あるサウンドも、ひとつひとつ味わってみてください。
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YOKO KANNO SEATBELTS 来地球記念コレクションアルバム スペース バイオチャージ
菅野よう子――いわずもがな、問答無用にクオリティの高い稀有な音楽家
(アーティスト)である。頭から尾っぽの先までそのことを実感する、まさに
集大成的アルバム。&シートベルツと銘打っているだけあって、ラフでジャージーな
ビバップ楽曲はやはり大目だ。それに加え菅野的に大躍進した攻殻SACや、話題の
アクエリオンなども(3曲目に持ってきた「荒野のヒース」は、まさに心臓鷲掴み!)。
特に攻殻楽曲はORIGAヴォーカルが醸し出すエキセントリックさが耳に心地よい。
6曲目「ハイヒールラナウェイ」のピアノプレイのカッコよさに、購入したまま
未試聴だったDTBサントラなども、この機に聴かねばならないと思い至ったり。
しかし個人的には初期作品であるエスカフローネやマクロスプラス、ぼく地球、
さらにはアルジュナ!まで入っていたのがポイント高し。勿論、かの富野氏と組んだ
ターンエーガンダムの素朴ながらオーケストレーションの極みとも言える楽曲も
忘れていない(特に独特の透明感で聴かせるヴォーカル曲が秀逸)。それから
こちらも既に懐かしいWolf's Rainの映画音楽的な本気も実に味わい深い。そして
菅野と言えばスティーブ・コンテ、の畳み掛けるようなギタープレイも文句なく
カッコよく氏と坂本真綾とのDuet曲である通称「電気ロケット」も素晴らしい...
しかも3枚目のお約束とも思えるコミカル楽曲の嵐。中には冒頭のエドVerビバップOP
など未聴のものや、懐かしのエスカアルバム挿入歌の原曲(Vocalは菅野氏自身?)など
ありーので色々な意味で堪能し尽くした(笑)ふざけているのに、この妙な可愛らしさ。
やはり菅野よう子はタダ者ではない。本人自ら、実に「音楽を楽しんで」いると思う。
彼女にとって音楽とは、まさに本能そのものの表現であるのだろう。だからこそ、
様々な感情(喜怒哀楽)を魂のデザインのまま、これほどまでに忠実に体現できる。
時系列無視で新旧ランダムに並べられた楽曲群を聴いていると、何か"一篇の映画"
でも観ているような錯覚に陥ってくる。そう「菅野よう子」という、それは一人の稀有な
音楽バカが描く壮大かつ懐の深い...異なるシーンの曲と曲とが起こす化学反応とでも
言うのか、これが妙にしっくりくる。今回そういった新発見というか面白みを実感した。
次から次へと繰り出される名曲群に、あれもこれもと過去作品アルバムを片っ端から、
引っ張り出して聴き倒したくなった。しばらくしたら再度、同様のアルバムを出して欲しい
(というか絶対やるだろうな、笑)。まだまだ(こういった形で)聴きたい曲が沢山あることを
うずうずと思い出し、今さらのように圧倒的な菅野ワールドの幅広さ、奥の深さを思い知った。
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Red Planet
新居昭乃さんの3年ぶりとなるアルバム「Blue Planet」「Red Planet」が2枚同時に発売されました。
ライブ等でお馴染みの曲、完全な新曲、カバー曲とタイアップ曲を織り交ぜた、とても欲張りで贅沢な内容。
ジャケットのアートワークもとても素晴らしく、絵本のようです。
「花かんむり」は別ver.だったり、既存曲も全てリマスタリングされているので
また違った印象で聴けるのではないかと思います。
優しい弾き語りあり、メリハリの利いたロックテイストな曲あり、ストリングスの曲もあって
新居昭乃さんに「静」のイメージを持っている人には、いい意味で意外性を感じるかも。
どちらかというと今までは消えそうな儚さ、内に内にというイメージの曲が多かったのですが
このアルバムは外へというアプローチ、開放感と確かな存在感を感じました。
きっと聴き終わった後は少し元気になってる、そんな2枚のアルバムです。
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ファルコムライブ2007 オリジナル・サウンズ
イース誕生20周年を記念して行われた、3月24日のファルコムライブ・2007。
そこで披露された19曲全ての原曲(※ライブに出演した方と違う歌手の曲がいくつかあります)が収められています。
注目点は、
1)なつかしのあの名曲!
あのイースIIの名曲TO MAKE THE END OF BATTLE、ソーサリアンのALL BECAUSE OF YOU(私は2000年ごろからのファルコムファンなので余り知りませんでした…)など、ファン垂涎の名曲!
2)ライブ初披露・新曲!
ボーカル初参加の墨谷美輝さんによるYSY(イシ)−至宝の彷徨−、そして今、ファルコムファンなら誰もが待ち、楽しみにしている「空の軌跡 the 3rd」のテーマソング(?)であるCry for me, cry for youがフルバージョンで収録!
ライブに行った人はライブの感動が甦り、
ライブに行けなかった人もプレイ時の感動がきっと甦ることでしょう!