アジャイルサムライ−達人開発者への道−
この本のタイトルが生むであろう誤解を解くため、3つ主張しておきたい。
1. この本は「アジャイル」の本ではない
確かにアジャイルの話は出てくる。だが、いわゆるアジャイル手法の本ではないのだ。「どういう手法を用いればアジャイル開発をやっていると言えるのか」ではなく、「継続的に顧客に価値を届ける」には何をしなければならないか、が語られている。そして、この「継続的に顧客に価値を届ける」ことこそが、アジャイルという言葉が生まれたときに目指されたものなのだ。
2. この本は「開発者」のための本ではない
想像してほしい。顧客の要件を聞き、ソフトウェアを実装して、顧客に渡し、フィードバックをもらって、また実装して渡す。そういうことをやっている5人のチームがあるとする。あなたはそのチームの一員として胸を張って働けるだろうか? もし、少しでも不安があるならこの本を読むべきだ。アジャイルに縁がない人、普段コードを書かない人にも読んでほしい。副題にある「達人開発者」とは、「コードを書く人」ではない。「顧客の願望をかたちにして届けることのできる人」なのだ。
3. この本は「入門書」ではない
前述した5人のチームに入れると胸を張って言える人にも、やはり読んでほしい。「継続的に顧客に価値を届ける」ために何をしなければいけないのかが、ロジカルかつ網羅的に語られている。「どう手を動かせばいいか」でなく、「なぜそれが重要なのか」が語られているのだ。それも、どうこの薄さに納めたのかがわからないほど網羅的に。この本を読んで、「学ぶことは何一つなかった」という人はまずいないだろう。本当にいたら、その人は本を書くべきだ。ただし、「難しい」本ではない。文体は軽く、日本語は読みやすい。誰でも読める本、そして、誰もが読むべき本だ。
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
私にとって本書は以前から「気になる本」の1冊で、何度となく書店で手にしていたのだが、分野が「デザイン」というのが気になって購入に踏み切れずにいた。
しかし、思い切って購入して読んでみると、IDEOで実践されているブレインストーミングをうまく運営するためのノウハウや、革新的なアイデアを生み出すためのチーム作りの工夫など、デザイン以外の分野にも適用できる「イノベーションを実践するための組織作り」のためのアイデアが満載されており、ソフトウェア開発に携わっている私も楽しく読むことができた。
「企画会議をやってるんだけど趣旨説明の直後の沈黙が怖い」という方、是非。
Jonathan Livingston Seagull: A Story
First of all, this book contains many beautiful photographs and this is so short story, so it’s very easy to read, but tells a lot of messages to us, too.
This is a story about a seagull, named Jonathan Livingston Seagull, who really loved to fly. He was not like the other gulls who thought that all the reason to fly was to eat and to live. He flew for the sake of being free. And he pursued flying under the limitation of norms of gull’s society and of speed and skills in flying.
I was so drawn toward Jonathan’s challenge spirit. He never gave up whatever difficulty happened, and kept challenging limitation and his ability.
He taught me the importance of pursuing what I really want to do, believing ourselves and keeping making effort at it, and never giving it up. Of course, in doing that, hard and bitter things, or some difficulties may happen, but we can be more intelligent and stronger through those things. To pursue something, we need so much effort. (Jonathan really took so much pain and so long time!)
I love the sentence of very beginning of this book, “To the real Jonathan Seagull, who lives within us all”. This story gives me great power and courage, and also makes me think what I am and what I want to do.
ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズハンドブック 3.5 (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック (1))
D&Dのプレイヤーズハンドブック。
キャラクターの作成方法や基本的な判定方法がのっています。
プレイヤーとして遊ぶ場合は、この一冊があれば十分ですが、DMとしてプレイする場合はこの他にダンジョンマスターガイド、モンスターマニュアルが必要になります。
3冊で18000円以上になってしまうので手が出にくいかもしれませんが、メンバーを集めてプレイ出来る環境であるならそれ以上の価値はあると思います。
※追記
4版が新しく出版されました。
戦闘バランスはかなり変更されており、戦略が変わりました。
ダンジョンズ&ドラゴンズ モンスター・マニュアル
1冊目はプレイヤー、2冊目はマスター、そしてついにその冒険の相手となるモンスターをまとめた一冊です。
これであなたのD&Dワークも完璧です。
当然この一冊では楽しめませんので全部そろえてくださいね。