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田園交響楽 ランキング!

田園交響楽 The Best of Mose Allison

モーズアリソン、もう御歳85才なんだそう。アメリカ、ミシシッピ生まれの白人ブルースピアニストというか…ジャズシンガーですね50年代半ばにデビューして以来息の長い活動を続けており知る人ぞ知るといった感じですが、これは…知らなかった自分を恥じるべきなのか、本当に出会えてよかった。素直にそう思えるアーティストに久しぶりに出会えました。このCDは60年代に活動していたアトランティックレーベルのベスト盤。実は50年代のベスト盤(この時期はプレスティッジレーベル)と聴き比べた結果こちらの盤のほうが私にはしっくりきました。とにかくイナタイ音、いかしたブルースジャズです。白人のジャズシンガーというと真っ先にチェットベイカーが思い浮かぶのですが、モーズアリソンの歌い方や声質はそれに近いといえば近いのですがチェットベイカーのような中性的な面が感じられない分、聴きやすくもあり押し付けなく和める空気感を作ってくれるのです。ぜひ耳にしてこの人の個性を感じ取ってみてください。ピアノスタイルは独特です。ピアノ音だけ聴いていると一瞬セロニアスモンクでは?と思ったんですが、やはりその影響下にあるそうで…変拍子が妙に心地良く音数を抑えた演奏もとてもクールです。騒がしい都会でものんびりした田舎でも、夏でも冬でも、夜でも朝でも、酒が入っていてもいなくても…どんなシチュエーションをも和ませてくれるジャズ、オレこんな音を欲していたんだよっ!!あのロックの大御所TheWhoのピートタウンゼントが若かりし頃にモーズアリソンを聴いて「ファッキンホワイトッ!!、マジヒップで激ヤバでクールでファンキーじゃないか!!」と叫んだそうで「YoungManBlues」(この曲はプレスティッジ時代です、ちなみに)をTheWhoでワイルドにカバーしたのは有名なエピソードだそうです…生粋のモッズ野郎をも舞い上がらせたモーズアリソン、いかしてるぜい The Best of Mose Allison 関連情報

田園交響楽 パリへの誘惑

ジャケットに写されているアリソン・バルサムの美貌に驚きました。リーフレットの中のポートレイトなどは、女優のワンショットのようで、ルックスの美しさは群を抜いています。そして彼女のトランペットの音の伸びやかさと美しさは特筆モノでした。ロングトーンの響きは艶やかで、タンギングも柔らかく滑らかで、金属的な響きなどは皆無です。じっくりと聴けばトランペットだと分かりますが、少し聴いただけでは何の楽器か分からないほど、ソフトなメロディラインを奏でており、リスナーの緊張を解きほぐすのには最適なアルバムと言えるでしょう。20世紀のパリをイメージした題材ですので柔らかさと豊潤さが音楽から伝わってくるようでした。選曲が凝っています。エリック・サティの「ジムノペティ第3番」で始まり、アストル・ピアソラの代表曲「Cafe 1930」「オブリビオン」と続きます。次がミシェル・ルグランほかの「リラのワルツ」という演奏を聴くと、クラシックの雰囲気は全くなく、クロスオーバー・サウンドであり、上質のヒーリング・アルバムのような香りすら漂っていました。ガイ・バーカー・オーケストラ自体の雰囲気がムード・ミュージックのようですから尚更です。決して音楽のレベルが低いのではなく、リスナーの緊張を解きほぐす様な演奏であり、音色だったということです。メシアン「幼子イエスの口づけ」の「トレ・レント、カルム」「モデレ」「モデレ」の3曲もメシアン特有の難解さは微塵見なく、20世紀のムード音楽の様な響きを楽しめたのは新たな発見です。リーフレットの解説を記している佐伯茂樹さんのコメントによれば「メシアンならではの色彩感に満ちた神秘的な作風がなんとも美しい」とありますが、それ以上に親しみを覚えました。アリソン・バルサムとガイ・バーカーのトランペットの音が溶け合い、絹糸が織りなすような光沢を放っているかのような印象を持ちました。素敵な演奏です。これは是非しっかりと聴いてください。メシアンの難渋な響きも時折混じりますが、現代ジャズの響きよりは音楽的ですから、かえって新鮮に受け取りました。トランペットという楽器のクロスオーバー性が上手く適合した例でしょうか。モーリス・ラヴェル「ハバネラ形式の小品」も絶品でした。異国情緒満載で、柔らかいトランペットの音色と金管アンサンブルが混ざり合い不思議なハーモニーを醸し出しており、ラヴェル特有の和音感といいますか、万華鏡のような色彩の変化を楽しめました。それは続くラヴェルの『ピアノ協奏曲ト長調~第2楽章』でも聞くことが出来ます。クラシック音楽を聴いているはずなのに、上質の環境音楽の様な香りが漂うのが不思議です。肩肘張らない演奏ですし、リスナーをリラックスさせる効果がふんだんに含まれているのかもしれません。サティ「グノシエンヌ第3番」も佐伯さんの解説の通りエキゾチックな雰囲気が漂っています。コズマの「枯葉」も甘い音色で聴き惚れました。こんなに柔らかな音楽が漂うわけですから、心地よさは格別でしょう。そんな濃厚な一時を過ごせました。2014年5月ロンドンのエンジェル・スタジオでの収録でした。ラストのジャンゴ・ラインハルト作曲の「雲」は、解説によりますとフリューゲルホーンとのこと。ミュートをつけると楽器の音色が掴みにくくなってきます。クラシック音楽のアルバムと言うイメージでないのは確かですが。とても素敵なアルバムでした。お勧めします。 パリへの誘惑 関連情報

田園交響楽 ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド

レーベルがエピタフ、プロデューサーがジョー・ヘンリーと聞いた時点で、すでに買いたくなります。アーティスト自身も、ジャズ、ブルースの世界の重鎮らしいですね。現在82歳。ザ・フーライヴ・アット・リーズ<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)がカヴァーした、アリソンの往年の名曲「ヤング・マンズ・ブルース」は、なんとボブ・ディランもお気に入りだったらしく、彼がやっていたラジオ番組でかけた曲のコンピレーションTheme Time Radio Hour: Best ofにも収録されていました。12曲で37分という短い時間のなかでも、歌詞も演奏もメロディもひねりが利いています。アコースティックだけれど、濃密な音楽を味わえます。やはりご高齢のためか、2010年10月に予定されていた来日公演が体調不良という理由でキャンセルされたことが残念でなりません。日本盤のブックレットには、歌詞、対訳が印刷されています。 ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド 関連情報

田園交響楽 Sound the Trumpet: Royal Music

英国の女流トランペッター、アリソン・バルサムがバロック・トランペットに挑戦したアルバムで、このCDではイギリス王室で活躍したパーセルとヘンデルの作品から抜粋し、トレヴァー・ピノックとバルサム自身によってアレンジされた編曲ものを多く含んでいるが、古楽器奏者ではない彼女がピノック指揮、イングリッシュ・コンサートのサポートでピリオド楽器を器用に吹きこなすそつのなさと、バロックの様式をわきまえた真摯で軽やかな演奏に好感が持てる。トラック10及び16ではカウンター・テナーのレスティン・デイヴィーズと、また22ではソプラノのルーシー・クロウとの協演になり、この3曲で彼女はオブリガート・トランペットのパートにまわっているが、両者の歌唱とも釣り合いの良くとれた理想的な効果を上げている。それは当時のトランペットが英雄的な場面に留まらない、ゆるやかなカンタービレの助奏として抒情的なシーンにも違和感のない表現が可能だったことを示していて興味深い。彼女がこのCDの録音に使ったバロック・トランペットは、古典派時代まで使用されていたバルブ機能を持たない、いわゆるナチュラル・トランペットに改良を加えたもので、基本的には今日のトランペットより遥かに長い管を巻いただけの単純な構造だが、倍音で得られるスケールを平均律的に矯正するために、ジャケットの写真に見られるように幾つかの補正孔が開けられている。現代のトランペットほど輝かしくない代わりに、そのマイルドな音色はアンサンブルの1パートとしても他の楽器を抑圧することなく合わせることが可能だ。バッハが『ブランデンブルク協奏曲』の第2番のソロ楽器としてブロックフレーテ、オーボエ、ヴァイオリンと共にトランペットを組み合わせたのも決して突飛な発想でなかったことは想像に難くない。ライナー・ノーツは27ページほどで、曲目データの他に英、独、仏語による解説付。2012年の録音で音質は極めて良好。尚ピッチはa'=415Hzのスタンダード・バロック・ピッチで、この曲集の録音風景はEMIを始めとする関連ショップ・サイトのビデオ・トレイラーの動画で見ることができる。 Sound the Trumpet: Royal Music 関連情報

田園交響楽 Concertos Italiens

これを聴いて、本当にクラシックが好きになりました。厳密には、バロック音楽なのですが・・・。短編集のように曲が続くので、飽きません。リズミカルな曲から、ロングトーンのメロディーまで、色々です。長〜いフレーズが美しく奏でられますが、息継ぎがほとんどなく(2カ所・・・)、感心させられました。 Concertos Italiens 関連情報


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