ジョー・リン・ターナー ランキング!

ジョー・リン・ターナー SECOND HAND LIFE

開放的な1の印象がとても良く、そのままアルバム全体を聴いた後も好印象が残る作品だ。バラードの4も素晴らしい出来で、こうしたメロディックな楽曲を歌わせるとジョーは素晴らしい。むしろ、その年齢を考えると驚異的というべきか。

注目されるのは共作者にリッチー・ブラックモア&ロジャー・グローヴァーの名が連なる6だが、これはディープ・パープルの"The Battle Rages On..."収録の"One Man's Meat"の原曲と言える物らしい。レインボーの"L.A. Connection"風のリフを使った曲で、「名曲!」云々と騒ぐようなものではないが。

同様に3もディープ・パープルに提供するつもりだったらしい。確かに"Slaves & Masters"の路線に連なる曲だ。ソロはコンパクトでブラックモアのフィルターを通っていないようだけど。むしろ、5がレインボーを彷彿とさせ、ジョー加入以前の中世風のムードに彼らしい歌メロを乗せた佳曲で驚いた。

ストレートなボーナス曲7はいかにも日本向けな曲。こういうのは無理をしているようで、自分は嫌いなんだよね。

9、10もそこそこキャッチーで、最後はバラードの11で締めくくられている。この人、ソロでは多少R&Bに擦り寄ってしまい、地味な仕上がりになりがちで、しばらく経つと飽きる作品が多いのだが、今回は多少、洗練されたAORに近い方向に焦点をずらした事が功を奏したようだ。作曲パートナーが良かったのかな?ともかく、メロディックでかつ、ヴァラエティに富んだ楽曲を収録した作品でオススメ。 SECOND HAND LIFE 関連情報

ジョー・リン・ターナー ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー+レインボー - ライヴ・イン・ジャパン 1984【5000セット完全限定生産/DVD(ドキュメンタリー)+DVD&2CD(ライヴ)/日本語字幕付/日本語解説書封入】

何しろロックを聴くきっかけが35年前に聴いたRAINBOWなのだから、興奮を抑えられません。まずは「ストーリー」。リッチーが「語る」お姿を拝むことができます。リッチー以外にも、ジーン・シモンズやラーズ・ウルリッヒ、ジョー・サトリアーニなどが、リッチーを語ります。リッチー幼少期から現在に至るまで時系列に組み立てられて、まさしく「ストーリー」仕立ての作品です。良好な関係と思われていたロジャー・グローヴァーをリッチーが辞めさせようと企てたことがあったなど、意外な逸話も満載です。次に「ライブ・イン・ジャパン」。昔の作品そのままDVD/BLUERAY化なので、画質・音質は高望みできないレベル。しかし、最近の巷のライブ作品のように、目まぐるしいカット割り、あからさまな吹き替え、不自然にクリアな音質、などがなく、ライブっぽさが適度に感じられ、好感が持てます。若くてルックス的にも声の張り的にも絶頂期と思えるジョーに「萌え」ました。僕もこの公演を武道館で直接目撃していたので、感慨もひとしおです。値段が高くて商魂がいやらしく感じないこともありませんが、青春時代を一瞬取り戻せることに対する対価ということで、許します。 ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー+レインボー - ライヴ・イン・ジャパン 1984【5000セット完全限定生産/DVD(ドキュメンタリー)+DVD&2CD(ライヴ)/日本語字幕付/日本語解説書封入】 関連情報

ジョー・リン・ターナー レスキュー・ユー

産業ロックでいいんです。かのレインボーの終焉後のアルバム。ジョーにとって,ブルーズっぽい歌やごり押しのロックなんかより,ずっとこっちの方が似合っている。ポップだ,産業ロックだとかと賛否両論が出ていたアルバムだが,彼の声にあった自然体の歌が,そこにあると思う。だって,ディープ・パープルに呼ばれて作った「バトル何とか」というアルバムの不自然さってなかったでしょ。

ロックだロックだと気張らずに胸キュンの歌メロ満載のアルバムをこれからも作り続けてもらいたいと願いつつ,気張らずに聞きましょう。  レスキュー・ユー 関連情報

ジョー・リン・ターナー Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set)

Harrisonの素晴らしさは今さら書くまでもありません。
英語は比較的簡明で、非常に良くまとまっています。
ただ、でかいし重い。持ち歩けません。

18th editionにはiPad版があり、私はそちらを購入しました。
highlightやannotationも付けられるし、検索が圧倒的に便利。iPad 3rdの精彩液晶で読めます。
またiOS5の長押し辞書機能が使えるので、読むスピードがかなり上がります。
$199.99なので値段的には少し安い程度ですが、iPad持ちであればおすすめです。サイズは1.2GB程度です。 Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set) 関連情報

ジョー・リン・ターナー SLAM/スラム

前作に引き続き、日本人ギタリスト・梶山 章を起用しての2作目。今回は前作とは違い、梶山が全ての曲作りに関わっている。そのため、前作にあった不統一感は消え、非常にまとまりのある、素晴らしい作品に仕上がった。

元RAINBOWのポール・モリスによるオルガンを効かせたサウンドは、全体的にDEEP PURUPLEに近く、DPがイアン・ギランを再起用せずに、ジョーのまま「SLAVES AND MASTERS」に続く作品を発表していたら恐らくこうなったであろうと思わせる。コレ!コレを待っていたのですよ、ジョー!パワフル且つソウルフルなヴォーカルが冴えまくっている!! SLAM/スラム 関連情報




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