海を渡った幕末の曲芸団―高野広八の米欧漫遊記 (中公新書)

　高山正之氏の著書でオランダ人ネタとして繰り返し登場するので、チェックしてみた。

　幕末から明治にかけて、日本の軽業師、奇術師など18人を組織してアメリカ、ヨーロッパを4年間に渡って興行して歩いた高野広八という福島の農家出身の渡世人がいた。本書はその日記にそって、二か月をかけて広八たちの足跡をたどりつつ、現地図書館で当時の新聞を調べ、彼らひいては日本人、日本文化がどのように西欧人に受け入れられていたのかを調査した労作である。

　『オランダについての広八たちの印象は（中略）国も国民も建物も全て悪い、というのである。』p134

　アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ポルトガルなど各国を回って、なにもかもみんな悪い、と切って捨てたのは確かにオランダだけである。ただ、ほかにその理由の記述もなく、なぜ広八がそう思ったのかは分からない。著者の宮永氏は、広八のオランダの印象が悪かったのは言葉が通じずホテルでの扱いが悪かったからではないかと書いていて、オランダ自体には悪印象はとくになかったようだ。
　それより興味深かったのは、彼らを紹介した当時の新聞記事である。どこでも大歓迎され、アメリカではジョンソン大統領にすら会っている。しかしながら、どうも人間として見ているという感じが伝わってこない。たとえていえば日光江戸村猿軍団の芸を見ている、という感じに近い気がした。筆者の思い過ごしだろうか。 海を渡った幕末の曲芸団―高野広八の米欧漫遊記 (中公新書) 関連情報

ベスト・フォーク100曲~青春のFolk&Pops~

懐かしい曲ばかりです。お安く楽しめます。
しかし、１デスクに１〜３曲知らない曲が入っています。（ヒット曲のＢ面？）
１００曲に合わそうとして無理に挿入したか？ ベスト・フォーク100曲~青春のFolk&Pops~ 関連情報

ピアノピース470 ハナミズキ/一青窈 日本テレビ放送網「火曜サスペンス劇場」主題歌

ピアノアレンジ、ボーカルとピアノ伴奏のアレンジがあって良かったです。箏のアレンジに使ったのですが、うまくいきました。オーダーした翌日にはもう入手できて本当に助かりました。ありがとうございました。 ピアノピース470 ハナミズキ/一青窈 日本テレビ放送網「火曜サスペンス劇場」主題歌 関連情報

曲芸飛行時代

iTunes music storeで新人ながら14位にランクインしていた曲で知りました。
即購入した後、アルバムが発売される事を知り、さっそく購入してきました！
かっこいいです。

アルバム全曲を通して聴いた後、
良い映画を見た後のように切なくもワクワクするような気分になります。

ジャンルとして分けるのは難しい、本当の意味で「良い音楽」です。 曲芸飛行時代 関連情報

神曲 (まんがで読破)

深い思想的背景は飛ばして、とにかくあらすじを紹介して原作への入り口とするには良い本だと思う。原作にしても岩波文庫版は文語体でとっつきにくいが、近年出た河出文庫版ならチャレンジできそう。 神曲 (まんがで読破) 関連情報