シド・バレットは、イギリスのミュージシャン。プログレッシブ・ロック・バンド、ピンク・フロイドの初期の中心メンバーであった
この ...
シド・バレット ランキング!
確かにサイケデリックなことには違いないのですが、、、
このアルバムはシドの詩人としての才覚といいますか、独創性にぶちのめされます。
意味不明といえばそれまでですが、ラブミーのことば遊び的単語連発の羅列は、
「ぁあ、これが詩だ」と、英語に疎い私でも感じました。
さておき、私はこのアルバム(というよりシドのソロ作品全体)に流れる
「絶望の中に希望の光を夢見ずにはいられない人間」
といったトーンがいとおしくてたまりません。
無為に明るい曲調にシドのどうしようもないようなけだるく切ない歌声、
意味不明な詩にときたま姿をあらわす祈り。絶望的なラブソング。
正直、音楽的には評価が分かれるでしょうが、私はもうどうしようなく愛おしい。そして憧れる。
私はシド!幻想を捨て去ることができない。 Madcap Laughs 関連情報
代表曲やいけないCDでしか聴けなかったレアトラックが、バランスよく選曲されています。ソロの曲はPink Floyd時代と比べて極端に音数が少ない印象でしたが、リミックスとリマスターのせいか、違和感なく楽しめます。
Pink Floydのフロントマンとして、突如シーンから消えた伝説の人として、カリスマ的な存在のSyd Barret、その本当と「幻夢」を知るには格好の入門盤です。
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