そこにミカンがあったから。

美しさと哀しみと (中公文庫)

妻をもつ大木の子供を孕むも、7ヶ月目で死産となりその子を失った音子。その後、他の男をしることもなく、その子を仏という形でよみがえらせようと絵を描く。その浄化しきれなかった怨恨みたいなものは弟子のけい子に受け継がれ、魔物となって世をかき乱す。けい子の魔物ぶりは他に類をみないほど強烈な印象である。勢いまかせに筆を走らせたのか、少し冷静を失っている印象をうける部分もところどころあり、本人の精神状況が極めて不安定の時期に書かれたというのにも頷ける。しかし一方で音子やけい子の対比が象徴的でうまくつくられている風もあり、作者の透徹した眼を感じる。 美しさと哀しみと (中公文庫) 関連情報

美しさと哀しみと [DVD]

月曜日のユカでも渇いた花でもなく加賀まり子の愛らしさを堪能したかったらこの作品をお勧めします!

映画としても非常に面白く最近の篠田正浩しか知らない若い映画ファンはちゃんと映画が撮れた事に何よりビックリすると思います。

八千草薫がまた綺麗。

シャーロットランプリングでリメイクしてます。 美しさと哀しみと [DVD] 関連情報