冷たい月を抱く女 [VHS]
ニコール・キッドマンの変身振りが見所。
可愛い、良い女の変身。
リアリティ満点。
良くある話の恐怖。
人生の最高の教訓。
それでも、メロメロ。
I LOVE ニコール・キッドマン。
必見。
レッド・オクトーバーを追え!アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
これまでに何度もくりかえして鑑賞した作品であるが、そのたびに完全にひきこまれてしまう。正に映画史を代表する戦争映画の傑作といえるだろう。
この作品の成功を受けて、ハリソン・フォードとベン・アフレクを主役に合計3つの「続編」が制作されたが、内容的には、この作品のあしもとにも及ばないものであった。
それでは、この作品を真に傑出したものにしているのは何なのだろうか?
それは、ひとことでいえば、この作品が、優れた知性と技術をそなえた複数の登場人物が緻密に絡み合う群像劇であるということだろう。
そこには、ハリウッド映画にありがちな万能のヒーローはひとりとして登場しない。そこにいるのは、混乱のただなかにおいて、自己の技術と知能を発揮して、懸命に状況に対処しようとする等身大の偉大なひとびとだけである。
正にそれゆえに作品は、現実性と複雑性を維持することができるのである。そして、それこそがトム・クランシーの原作に息づいていた精神であると思うのである。
それにしても、登場する俳優たちが魅力的であることに感嘆する。抑制された演技のあらゆる瞬間に知性が息づいており、それがひとつひとつの所作にあらわれている。また、ジョン・マクティアナンの抑制された演出、そして、ヤン・デ・ボンの陰影感ある撮影は、いずれも第一級のものである。そして、何よりも特筆すべきは、バズル・ポールドゥリスによる奇跡にようにすばらしい音楽であろう。それは、この非常に知的な物語に熱く荒びた魂を息づかせることに成功している。これは、ハリウッドの映画音楽史にのこる真に傑出した作品である。
20年程もまえに制作された作品であるが、先日、あらためて鑑賞しなおしてみて、いささかも古臭さを感じさせるところがないことに感心した。むしろ、今日の娯楽大作と比較して、実に丁寧に作り込まれていることに、そして、その内容が大人向けのものであることが印象的である。個人的には、この20年程のあいだに、ハリウッドの映画というものが、何か根本的な意味において幼稚なものに変質してしまったことをあらためて告げられたようで、悲しくなってしまった。
偉大な映画だと思う。
レッド・オクトーバーを追え! スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
内容は皆さんが称賛されているとおり、何回見ても面白い。
画質の悪いDVDを今まで何回も見返してきましたが、
ブルーレイになり細部まで見える画質のきれいさに感動しました。
素晴らしいの一言です。
マイアミ・ブルース [VHS]
MIAMI BLUES−1990 監督:ジョージ・アーミテージ 主演:アレック・ボールドウィン 共演:フレッド・ウォード、ジェニファー・ジェイソン・リー レンタル・ヴィデオ店で扱いだした当時に借りて観て 面白かったのを思い出し 検索したらDVD化はしてないらしくヴィデオが出てきたので 安いからいいか、と購入。 レンタル・アップと書かれていない商品を選んだのだが 届いたのはレンタル・アップでした。 残念ですが仕方ありませんね。 ありがたい事に画像や状態は良好でした。 わたしはボールドウィン兄弟の中でもアレックが1番好きで 彼の出演する作品を好んで観ます。 中でもこの作品はヴィデオでもいいから手元に欲しいと購入するほどですから 特にお気に入りの作品です。 共演は「トレマーズ」「レモ/第1の挑戦」のF・ウォード。 ヒロイン役に「初体験リッジモント・ハイ」「ヒッチャー」のJ・ジェイソン・リー。 ご存知でしょうが彼女の父親は「トワイライト・ゾーン」の撮影中に壮絶な事故で亡くなったヴィック・モローです。 若き彼女が惜しげもなくヌードを披露しているのも男性には見所の1つでしょう。 物語は出所したてのワル、ジュニア(アレック)がゴッドリーブの偽名を名乗り 次々と犯罪を繰り返し 破滅に向かって突き進むサマを描いたクライム・アクション。 彼を追う刑事ホーク役にフレッド。 売春をキッカケに関係を続けていく事になる純真な大学生スージーにジェニファーが扮する。 ジュニアは本当に悪いヤツなのですがスージーと暮らすうちに調子が狂い始める。 そして極悪非道な彼もスージーには優しかった。 最後に切なさが残るのは 実はジュニアもマトモになりたかったのだが(スージーに出会って尚の事) なれなかったが故に犯罪の道を突き進むしかなかった無念さを感じるからだろうか・・・ ジュニアにまとわりつくホークを襲い 拳銃や手錠、バッヂを手に入れたジュニアが偽・刑事として活躍?するシーンは面白いですね。 私が好きなのは ジュニアが瓶ビールを飲む時の仕草です。 カッコいいんですよ、コレが。 何気ない事なんですが。 劇中に出てくるようなボトルのサイズ(今で言うスタイニー・ボトル)がなくて 普通の瓶ビールで真似して手が疲れたのを憶えてます(笑) 今観ても十分楽しめました。 懐かしいですね〜 当時はTVを観るのがダサいと思って 毎日、洋画のレンタル・ヴィデオを借りて観てました。 DVDになったら勿論、即買いですよ。 お薦めですよ!
私の中のあなた [DVD]
家族愛のなかで、それぞれの思い、その複雑なこころの中、そのこころの葛藤というものを表現したドラマであり、倫理面を含めてずいぶんと考えさせられるドラマです。
白血病になったケイトを助けるために、ドナーとして主人公アナが遺伝子操作で生まれてきて、幼いころより何度も臍帯血、輸血、骨髄移植などを行ってきた。そして、思春期を迎えるころに姉ケイトに腎臓移植が必要となり、それを拒み、両親を相手に訴訟を起こすというもの。
こういうふうに書くと、主人公アナが生まれてきた理由は白血病のケイトを救うための道具のように感じて、そういう扱いをしてきたひどい両親を公的に訴えて、これ以上の利用はやめてほしい、人間の尊重を無視しているというふうに映ります。
そして、母親サラは、白血病のケイトを身を挺してでも救いたい、それが家族のシアワセになるという固い意志を持った上の行為なのです。
父親ブライアンは、母親サラの考えを尊重しつつも、もう少し人間性というものを考えています。
ケイトとアナ、そして彼女たちの間に兄弟のジェシーと三人兄弟は、大の仲良しであり、両親には打ち明けられないことも共有し合っているのです。
白血病のケイトには、同じく白血病の彼氏ができたのですが、彼氏は突然他界してしまう。
このようなシチュエーションの中で繰り広げられるドラマなのですが、もちろんドナーとして生んだという倫理的な問題がクローズアップされます。
しかしながら、その先は、家族愛や親の身を挺した思い、兄弟愛の中で白血病を患った本人の思い、その弟の思い、ドナーとして生まれてきた妹の思いが複雑に絡み合っていくのです。
その中で、真実の思いというのが解明されていくのです。
このドラマは、かなり難しいテーマを取り扱っており、その終わらせ方はぐるっとひっくり返ったような感じはあるものの”真の家族愛”というものをうまく捉えていると感じます。