満鉄全史 「国策会社」の全貌 (講談社選書メチエ)
文章自体は難しくない。
ただ出てくる路線名が難しい。
路線図が頭の中に入っていないと、地理関係が把握できずにこんがらがる。目次の後に路線図が入っているので、自信がない人は本文を読む前に眺めておくことをおすすめする。
同書は満鉄の設立から終わりまでを政治面や人物面から見た社史である。
特に満鉄に関わった人の、著者の人物評が面白い。
「べらんめぇ調の豪放磊落な中村是公」、「日本人離れした合理主義者の後藤新平」、「雷親父とあだ名されるほど好き嫌いがハッキリしている仙石貢」など個性がハッキリしている人物に彩られているところに満鉄の特徴がある。
満鉄は鉄道会社がホテルを経営した初めての例である。全車両にアメリカ式エアコンを整備、絨毯を敷き詰めた食堂車の若いウェイトレスは白系ロシア人の若い女性、細かいところでは弁当の残飯などが散乱していた客車の中を綺麗にした。社内は社員表彰制度を整備し生え抜きも理事への抜擢。
堤康次郎の初めての鉄道の関わりは満鉄株の新規公開株で利益を上げたこと、などへぇーの話もある。
入江正太郎は当時満鉄に入社したが、家族や親戚から満鉄に入社したり、満州に行く人は「余程の変わり者」か「突飛な野望家」で「満州落」と言って思い止どまらせようとしたそうだ。
参考文献の豊富さと索引を付けた労力には拍手を贈りたい。
異国の地、それも新興国でビジネスを始める人間にとって勇気と事業欲が湧く一冊である。
庭園史をあるく―日本・ヨーロッパ編
日本、ヨーロッパの庭園史における入門書、あるいは庭園史の流れを大まかに理解するには最高の本です。
庭園史の流れが理解できる他に、各時代、様式における有名な庭園の歴史や空間についても事細かに解説されており、庭園巡りのガイドとしても役立ちます。
最後に載っている、人名索引・植物索引・事項索引はこの本を事典代わりに利用でき、大変役立ちます。
図版はカラーでないのでやや分かりにくいところもありますが、全体像を把握するには十分です。
鬼嫁日記~いい湯だな DVD-BOX
ストーリーの展開は前回と同じような感じですが、それでも面白いです。最近のコメディータッチのドラマの中でも上位に入るドラマだと思います。
観月ありさ・ゴリの夫婦は前回同様とても良かったと思います。一馬の悪事がバレタ後のシーンは毎回面白かったです。腹を抱えて笑えるような時もありました。一馬の父親役の加藤茶も良かったです。ドリフでやっていた「ちょっとだけよ」の芸も飛び出してとても面白かったです。キャストは全員良かったのですが、なかでもゴリ・観月夫婦の子役の子が素晴らしく良かったと思います。「この子だけに限らず最近の子役のレベルは高いなー」と感心させられました。
とても面白かったのですが、前回に比べて鬼嫁の周りの人達が鬼嫁に汚染されていく感じが前回よりも薄かった気がします。そのことだけが残念な点です。
また夫婦役を誰か違う俳優にやらせてみても面白いのではないかと思いました。でも、「ゴリ・観月のコンビよりもこの役をこなせれる俳優がいるのかな」、とも思います
日本一のゴマすり男 [DVD]
今回の作品の舞台はもうオリンピックの後の東京です。といっても東京五輪のために立てられた建築物(ホテルや代々木の体育館)や乗り物(新幹線や首都高)が満載です。勤務の場所で言うと呉服橋と芝浦近辺が中心となっています。東京タワーやモノレールが舞台の主な背景です。今回の彼は自動車会社の庶務課の社員というわけで、タイトルはゴマすりとなっていますが、基本は無責任なゴマすりののりです。堂々と恥じらいもなくゴマすりが礼賛される歌のシーンがたくさん出てきます。ただその相手も基本的には同類であることが徐々に明らかにされます。おまけとしては、今とまったくしゃべり方が変わらない加藤茶さんです。しかしいつも思うのですが、よく30代後半の植木等さんによく新入社員の役をさせましたね。
Kalita ドリップセット 【フルシーズン活躍の1台2役】 アイス&ホット ST-1N #35157
アイス、ホット両用のドリッパーセットということで購入しました。 別途、水出しコーヒーセットを購入してしまったので、アイスコーヒーには未だ使用していませんが、水出しする時間はないけど急にアイスコーヒーが飲みたくなったときに使って見たいと思っています。 ホットコーヒーとしての機能は普通ですが、サーバーが電子レンジに使えるのと、カリタのサーバーの普通サイズより少し容量が多く余裕があるところを買っています。 お買い得だったと思っています。