EL&P ベスト
これは良い。選曲が素晴らしくB面なんて全く必要の無かった「タルカス」が全曲丸ごと入ってますし、後期のクラシック傾倒の強い曲も入っていません。EL&Pと言えばライブ演奏ですから、これと「展覧会の絵デラックス・エディション」、「1970ワイト島」、「レディス&ジェントルマン」を買えば十分でしょう。そういう私もリマスター音源をこれから買い始めます。
タルカス~クラシック meets ロック
「新・音楽の未来遺産」として行われた、東京フィルハーモニー交響楽団による2010年3月のコンサートを収録。
クラシックとロックの融合をテーマに、EL&Pの名作「TARKUS」を吉松隆の編曲により見事にオーケストラ化、
原曲のもつ躍動感をそのまま壮大なオケでダイナミックに仕立てたサウンドはじつに感動的だ。
まさにプログレとクラシックの双方の魅力を引き立たせつつ、優雅さと緊張感をもって融合されている。
現代音楽の古典とされる黛敏郎の「BUGAKU」は静謐な緊張感を漂わせつつ、とくに第二部が圧巻。
ドヴォルザークの「アメリカ」は艶やかなピアノを中心に、美しいアレンジでシンフォニックに楽しめます。
そして吉松隆による「アトムハーツ・クラブ」はプログレを意識して書かれたというオリジナル曲で、
現代クラシック的な構築と随所に感じさせるプログレセンスがさすが。この壮大な本気遊びに拍手。
DVD 東日本大震災の記録〜3.11宮城〜
地震発生時の映像から宮城県各地の津波映像、今回の津波の発生メカニズム、地震発生後のTBC(東北放送)のニュース映像(と言っても停電でほとんど見た人はいないと思うが)、各地の浸水範囲と津波高さの地図と、欲しい情報がコンパクトにまとめてある。
流石にテレビ局の制作したものだけあって元映像のクオリティーも編集のクオリティーも高い。
類似のDVDを何本か見たが、まとまりの良さと映像のクオリティーから、最もお勧めだ。
宮城県のテレビ局なので岩手の津波と福島原発事故が含まれていないが、その点を除けば充分に満足できる内容だ。
ダンテズ・ピーク [DVD]
一番最初に山が画面に移るときそれが、壁に書かれた絵のように見える。壮大な物語になるはずが結局2人の子供の勝手な行動で主人公が危機に陥るという、すごくプライベートな危機になる。それ以外は非常に面白いが、この手の映画は、どうして最後は個人のレベルまで話が小さくなってしまうのか。
ナショナル ジオグラフィック 世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 自分を守る・家族を守る (ナショナルジオグラフィック)
本格的です。
積極的な現代のサバイバルというのは、こういうものなんだ、と感心しました。
私のような一般サラリーマンは縁の無い世界の様な気がしますが、
震災時や、海外登山なんかでは役に立つと思います。
まず、読んでいて楽しいです。
プロの写真家・学者が、未開の土地や、絶境に入っていくときの
技術が、実際の出来事と並べられています。
ドキュメンタリを見ているようでもあります。
ナショナルジオグラフィックと同じ様な編集です。
カラー写真とドキュメンタリ文章が並べられ、
学術的な説明がされる、という構成です。